6/5米国株式市場は反落。アップルが下げに転じる。

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6/5(月)の株価

前日比(%)
日経平均32,217.43円+2.20
ダウ平均33,562.86ドル-0.59
S&P5004,273.79ドル-0.20
ナスダック13,229.43ドル-0.09
ラッセル20001,806.71ドル-1.32
米10年国債3.685-0.65
恐怖指数(VIX)14.73+0.13

5日の米国株式市場は、3指数共に反落。アップルが下げに転じる。

5日の米国株式市場は、3指数共に反落。

先週末に大幅高を演じその反動が出ていた。アップル<AAPL>が本日開催の世界開発者会議(WWDC23)で注目のMRヘッドセット「ビジョン・プロ」を発表。コンテンツでディズニー<DIS>との協業も発表した。ディズニーのアイガーCEOが登場していた。アップルは一時最高値を更新していたが、発表後に下げに転じた。ヘッドセットの価格が3499ドル(約49万円)と高額なことが影を落としているとの指摘も出ていた。

先週末は物色の矛先もこれまでの人工知能(AI)関連を中心としたIT・ハイテク株に限定されていたものが、他セクターにも広がっていた。6月相場に入ってその流れが継続できるか市場は注目されていたが、きょうは戻り売りに押された格好。

金曜日に強弱まちまちの米雇用統計が発表されていたが、市場はFRBの追加利上げへの期待は正当化される内容ではあるものの、来週のFOMCは様子を見るとの見方を有力視している。むしろ、先週の米雇用統計からソフトランディングへの期待を高めている模様。

「景気後退が近いことを示す先行指標が増加しているにもかかわらず、労働市場の強さが続いている。そのため個人消費の水準が頑強で、景気後退の発症が先送りされている」といった声や、「雇用が大幅に弱まるまでは景気後退に傾くことはない。1950年代まで遡ると、求人数が減少するたびに失業率は急上昇してきたが、今回のサイクルではまだ起きていない。この傾向は続き、景気後退を遅らせる可能性がある」といった声も聞かれた。

ただ、きょうはアップル<AAPL>の動き以外は全体的に様子見気分が強い展開ではあった。

大手銀が軟調。今年の銀行危機後の金融システムを強化するため、米規制当局が米大手銀に対し、必要な自己資本要件を平均20%引き上げる新たな規則を計画していると伝わった。

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