6/6米国株式市場は反発。全体的に様子見気分が広がる。

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6/6(火)の株価

前日比(%)
日経平均32,506.78円+0.90
ダウ平均33,573.28ドル+0.03
S&P5004,283.85ドル+0.24
ナスダック13,276.42ドル+0.36
ラッセル20001,855.40ドル+2.69
米10年国債3.679-0.38
恐怖指数(VIX)13.96-0.77

6日の米国株式市場は、3指数共に反発。全体的に様子見気分が広がる。

6日の米国株式市場は、3指数共に反発。

アップル<AAPL>が小幅ながらも軟調に推移したことが全体の雰囲気を重くしていた模様。前日は一時最高値を更新したものの、世界開発者会議(WWDC2023)で待望の複合現実(MR)ヘッドセット「ビジョン・プロ」を発表したのを機に利益確定売りが入った。きょうも時間外でその流れが続いている。

アナリストからは、その製品や技術には楽観的な意見が聞かれるものの、3499ドル(約49万円)という高価格帯であることから、当面は出荷台数が制限されるのではとの見方が広がっている。市場からは、「3兆ドル規模の時価総額の企業であれば、ある程度、尻尾が犬を振るようなものだ。アップルはその時価総額の大きさだけで広範な指数に影響を与える」といった声も聞かれた。

ただ、全体的には様子見が広がり、市場は来週のFOMCでの利上げ一時停止の可能性とソフトランディングの見通しを考慮している。人工知能(AI)の発展に対する楽観的な期待や、FRBの利上げ一時停止期待で、米株式が過去数週間上昇した。6月相場に入って投資家も一息ついているようだ。

米経済の減速が穏やかであれば、インフレや利上げに対する懸念が和らぎ、市場が企業業績に再び焦点を当てることになり、株式にとってプラスになる。ソフトランディングの見通しは、ここ数カ月でやや高まっており、そのことが市場で過小評価されている可能性がある。われわれが本当に見る必要があるのは、労働市場に大きな亀裂が生じていないことだといった指摘も出ている。

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