10/30米国株式市場は上昇。値ごろ感からの買い戻しも警戒感は根強い。

経済ニュース相場分析

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10/30(月)の株価

 前日比(%)
日経平均30,696.96円-0.95
ダウ平均32,928.96ドル+1.58
S&P5004,166.82ドル+1.20
ナスダック12,789.48ドル+1.16
ラッセル20001,647.29ドル+0.63
米10年国債4.888+0.89
恐怖指数(VIX)19.75-1.52

30日の米国株式市場は、3指数共に上昇。値ごろ感からの買い戻しも警戒感は根強い。

30日の米国株式市場は3指数共に上昇。

決算は好調な内容が相次いでいるものの、地政学的リスクと米国債利回り上昇が米株式市場を圧迫。

各国で国債利回りが上昇し、それが世界経済を景気後退に向かわせるとの懸念から、7月末以降の世界の株式市場は時価総額を12兆ドル失った。好調な決算への反応も鈍いことから、投資家は株式へのエクスポージャーを減らし、国債の保有を増やしているといった声も出ている。

その一方でテクニカル的には下げ過ぎ感も指摘され、本日はイスラエル軍がガザへの地上侵攻を比較的ゆっくりと開始していることもあり、急激なエスカレーションを警戒していた投資家にひとまず安心感を与えていたようだ。ただ、警戒感は依然として根強い。

今週はFOMCが予定され、金利据え置きが確実視されているものの、タカ派な据え置きと見られている。市場からは、FOMCよりもむしろ、米財務省が発表する四半期定例入札計画のほうが市場に影響を与えるかもしれないとの指摘も出ているようだ。米国債利回りの上昇の要因に粘り強いインフレとFRBの想定以上のタカ派姿勢が挙げられるが、米財政赤字もその1つとなっている。その意味でも四半期定例入札の規模は注目だという。債券ディーラーの多くは1140億ドル規模と、中長期債の発行規模を約2年半ぶりに引き上げた8月(1030億ドル)と同ペースの増額が見込まれている模様。

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