10/18米国株式市場は続伸。ゴールドマンが決算受け上昇

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10/18(火)の株価

前日比(%)
日経平均27,156.14円+1.42
ダウ平均30,523.80ドル+1.12
S&P5003,719.98ドル+1.14
ナスダック10,772.40ドル+0.90
ラッセル20001,755.95ドル+1.16
米10年国債4.007-0.20
恐怖指数(VIX)30.50-0.87

18日の米国株式市場は続伸。ゴールドマンが決算受け上昇

18日の米国株式市場は、3指数共に続伸する。

米国債利回りが上昇に転じていることや、原油が下げに転じていることで、IT・ハイテク株が下げを主導し、ナスダックは一時下げに転じる場面も見られた。

取引開始前にゴールドマン<GS>が決算を発表し、トレーディング収益か好調で株価はポジティブな反応を示した。米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)を受けての下げから、先週からの米大手銀の決算に市場が好反応を示していることや、英政府の政策転換で英国市場に対する懸念が和らいだことなどを材料に、市場はリスク資産に対するセンチメントを回復させているとの指摘も出ている。好決算や割安なバリュエーションが買いを誘っているという。

今後本格化する決算への期待感も出ているようだ。「決算シーズンの到来は過去の例からすると不振の株式市場にとっての良薬で、2013年からでは76%の割合でS&P500の上昇につながっている。現在のサイクルでは、利益予想はこの4カ月間で3分の2余りとぎりぎりまで引き下げられており、ハードルは低くなっている」との声も聞かれた。短期的な上昇が期待できるという。

しかし、基本的には何も事態に変化はない。高インフレ、景気の先行きリスク、タカ派なFRBといった逆風が投資家の前に立ちはだかり、この上昇がどれだけ持続するかは疑問との見方は根強い。「弱気相場の一時的なラリーという感じがまだ強く残っている。経済情勢は危険で、インフレと金利がピークに達しているかどうかさえまだわからない。これらは、株式市場の反発を極めて困難なものにする相当な逆風だ」との声も聞かれた。

米NAHB住宅市場指数、10カ月連続低下-20年5月以来の低水準

  • 今年に入って毎月低下、1985年以降で最長の低迷期
  • 見通し指数は12年来の低水準、現況指数と購買見込み客足指数も低下

全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表した10月の住宅市場指数は、10カ月連続で低下。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期以来の水準に落ち込み、住宅ローン金利の上昇で住宅市場が打撃を受けていることが浮き彫りになった。

米住宅市場指数は8ポイント低下の382020年5月以来の低水準ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は43最も悲観的な予想をも下回る前月は46同指数は50を上回ると、事業環境を悪いとみるよりも良いとみる住宅建設業者が多いことを示す

住宅市場指数は今年に入って毎月低下しており、データでさかのぼれる1985年以降で最長の連続低下をさらに更新した。

NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は「住宅市場は現在、バランスが取れてきたと示唆するアナリストもいるが、住宅保有率は今後数四半期に低下するだろう。金利上昇と高止まりする建設コストが多くの潜在的な買い手を引き続き遠ざけるとみられるためだ」と発表文で指摘した。

住宅市場は金融政策の影響を最も顕著に受けており、住宅ローン金利は20年ぶりの高水準にある。

一戸建て住宅販売の見通し指数は11ポイント低下の35と、2012年以来の低水準となった。現況指数と購買見込み客足指数は20年5月以来の低水準。

地域別では北東部以外の3地域で低下。西部は10年ぶりの水準に落ち込んだ。

ゴールドマン決算、トレーディング好調-投資銀の落ち込み補う

  • 債券がトレーディングをけん引、収入は予想上回る
  • ソロモンCEO、決算とともに事業分野の統合・再編を発表へ

米銀大手ゴールドマン・サックス・グループの7-9月(第3四半期)決算は、トレーディングの好調が投資銀行業務の落ち込みを補った。同社は両部門の統合を準備している。

18日の発表によると、トレーディング収入は前年同期比11%増の62億ドル(約9200億円)と、アナリストの予想を上回った。債券トレーディングが増収をけん引した。純利益は43%減だった。

デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は決算とともに、同社の新ビジョンを発表しようとしている。投資銀行とトレーディング業務を統合し、ウェルスマネジメントは拡大した資産運用事業と融合させる。さらに、より小規模な独立した部門でゴールドマンのサービスを企業パートナーのプラットフォーム上で提供する。

ゴールドマンは収入源多様化のため消費者バンキング事業を構築しようとしていたが、収益率目標が満たせないなどつまずいた。今回の再編には同事業の後退が含まれる。消費者向け事業はゴールドマンの強みではなかったことが分かったと、ソロモンCEOはこの日、CNBCとのインタビューで述べた。

トレーディング収入はブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の57億ドルを上回った。金利と通貨の取引が債券トレーディングの力強いパフォーマンスの原動力となった。株式トレーディング収入は26億8000万ドルで、ほぼ予想通り。

一方、投資銀行業務の収入は57%減と、予想より大幅な縮小。アナリストは50%強の減収を想定していた。企業のM&A(企業の合併・買収)や資本市場での調達が減少したため、株式と債券の引き受け、M&A助言の手数料がそれぞれ急減した。

代替投資プラットフォームを含む資産運用事業の収入は、前年同期比20%減の18億2000万ドル。同部門の業績は自己勘定取引に左右されるため不安定になりがちで、ゴールドマンは積極的に外部資金を集めていた。ウェルスマネジメント部門収入は16億3000万ドル。この2部門は近く統合され、マーク・ナックマン氏が率いることになる。

ゴールドマンは事業再編計画で消費者向け事業を解体し、「マーカス」ブランドの個人向け直接サービス事業はナックマン氏のグループに組み入れられる。ステファニー・コーエン氏が率いるより小さな部門にはアップルおよびゼネラル・モーターズとのクレジットカード提携事業や、割賦金融のグリーンスカイやトランザクションバンキングが含まれる。

第3四半期の消費者バンキング事業の収入は7億4400万ドルだった。

その他の決算内容は以下の通り。

  • 純利益は30億7000万ドル(1株当たり8.25ドル)に減少、調整後利益のアナリスト予想は28億ドル
  • 収入は120億ドルに減少、予想は114億ドル
  • 債券引き受け収入は55%減

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