11/25米国株式市場はダウ平均3日続伸。S&P・ナスダックは反落。

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11/25(金)の株価

前日比(%)
日経平均28,283.03円-0.35
ダウ平均34,347.03ドル+0.45
S&P5004,026.12ドル-0.03
ナスダック11,226.36ドル-0.52
ラッセル20001,869.19ドル+0.30
米10年国債3.691+0.87
恐怖指数(VIX)20.50+0.08

25日の米国株式市場は、ダウ平均3日続伸。S&P・ナスダックは反落。週間ベースでは主要3株価指数がプラスを確保した。

25日の米国株式市場は、ダウ平均は3日続伸。S&P500,ナスダック指数は反発。

週間ベースでは主要3株価指数がプラスを確保した。

きょうは感謝祭明けの金曜日で市場参加者も少ない中、ダウ平均は上昇が続いている。きょうの上げで8月高値を上回ってきており、市場が本格的に再開する来週以降の動きが注目される。

今週はFOMC議事録が公表されていたが、FRBは利上げペース縮小を支持していることが明らかとなった。ただ、ターミナルレート(最終着地点)については従来の予想よりも上振れを見込んでいた。FOMC委員の一部からはタカ派な発言も出ていたが、現段階では市場の想定通りといった印象だ。

来週はパウエルFRB議長の講演のほか、米雇用統計の発表が予定されており、その動向を確認したい雰囲気も強い。議長の講演については、労働市場のひっ迫とサービスインフレの上昇が、FRBの利上げをより長く続けることを強調するとの見方も出ている。

IT・ハイテク株や依然として上値の重い展開が続いているものの、エネルギーや銀行、産業などその他のセクターは堅調に推移している。

中国人民銀、預金準備率0.25ポイント引き下げヘ-景気支援強化

  • 実施は12月5日-約9兆7200億円の流動性を経済に供給
  • コロナ禍で打撃を受けた産業への銀行支援を後押し

中国人民銀行(中央銀行)は25日、市中銀行の預金準備率を0.25ポイント引き下げると発表した。預金準備率の引き下げは今年2回目。新型コロナウイルスの感染拡大と不動産不況の長期化に苦しむ国内経済への支援を強化する。

人民銀がウェブサイトに掲載した声明によれば、準備率引き下げの実施は12月5日。これにより、5000億元(約9兆7200億円)の流動性が経済に供給される。

人民銀は別の声明で、「流動性を合理的に潤沢な水準に保ち、実体経済への支援を強める」とともに、コロナ禍で打撃を受けた産業への銀行支援を後押しする狙いだと説明した。

預金準備率の引き下げは4月以来で、国務院が今週に入り示唆していた。

感謝祭のネット通販売上高は2.9%増、アドビ集計-米年末商戦

米感謝祭の祝日(24日)の米オンライン小売売上高は2.9%増の52億9000万ドル(約7370億円)だったと、アドビ・アナリティクスが25日明らかにした。年末商戦全体について同社は2.5%の増加を見込む。ブラックフライデー(25日)のネット通販については1%増の90億ドルと、わずかな伸びを予測している。同データはインフレ調整前の数値。

米セールスフォースが別の方法でまとめたデータによれば、感謝祭のオンライン売上高は9%増の75億ドル。ネット通販の利用は東部時間午後6時から10時の間に急増し、その78%は携帯電話を経由していた。感謝祭の食事を終えてリビングでくつろぎながら買い物をした人が多いことを示唆する。

中小企業向け電子商取引プラットフォームを運営するショッピファイのデータによると、感謝祭のネット通販における買い物客1人当たりの平均支出額は前年の水準を3.8%上回った。ただこれは売り上げの伸びではなく、インフレ高進による価格上昇を反映したに過ぎない可能性がある。

米小売各社は、高インフレや消費者マインドの悪化を受けてブラックフライデーの売上高が例年を下回ることを警戒している。

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