11/28米国株式市場は下落。今週のイベントへの警戒感

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11/28(月)の株価

前日比(%)
日経平均28,162.83円-0.42
ダウ平均33,849.46ドル-1.45
S&P5003,963.98ドル-1.54
ナスダック11,049.50ドル-1.58
ラッセル20001,830.96ドル-2.05
米10年国債3.689-0.19
恐怖指数(VIX)22.20+1.70

28日の米国株式市場は、3指数共に下落。今週のイベントへの警戒感

28日の米国株式市場は、3指数共に下落。

中国で実施されているゼロコロナ政策に対して、北京や上海などの大都市で大規模な抗議活動が続いており、中国経済への懸念が株式市場を圧迫している。ただ、中国政府による警察の大量配備で抗議活動は鎮静化に向かっているとの報道も流れていた。

米株式市場はインフレのピークとFRBの利上げペース減速への期待で買い戻しが続き、ダウ平均は今年8月の高値まで戻していた。11月最終週となる今週は、投資家はさらに多くの決算発表や、消費者と米経済の状況についてさらなる情報を提供する多数の経済指標の発表に注目することになる。週末には米雇用統計も発表される予定。また、パウエルFRB議長の講演も予定されている。そのような中で、きょうは先週までの上げを調整する動きが出ているようだ。

市場からは、今週の米経済指標はパウエル議長のタカ派レトリックを支持し、再び株式市場は警戒感が強まる可能性があるとの見方も出ている。

医薬品や小売りの一角には買いも入っているものの、エネルギーや銀行、産業といったセクターに売りが広がり、IT・ハイテク株も上値の重い展開が続いている。

セントルイス連銀総裁、市場は積極的な米利上げの可能性を過小評価

米セントルイス連銀のブラード総裁は、米金融当局がインフレ抑制のために来年、一段と積極的に利上げを行う必要が生じる可能性を金融市場が過小評価していると指摘した。

ブラード総裁は28日、マーケットウオッチとバロンズによるインターネット配信のインタビューで、インフレが自然に落ち着くとの期待が「依然かなりある」と述べた

同総裁は、米金融当局が政策金利を少なくとも5-7%レンジの下限に引き上げる必要があるとの見解もあらためて表明した。

希少スコッチウイスキー価格急騰、市場不安定で投資家の逃避先

  • 取引高は25%近く増加、比較的若い投資家が有形資産求める-FT
  • 9月に英政府が表明した補正予算案が市場混乱招いた後に需要急増

希少価値のあるスコッチウイスキーの価格が今年、2割余り上昇した。金融市場の激しい変動を背景に比較的若い投資家が有形資産を買い求めた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が伝えた。

同紙はスコットランドの投資銀行ノーブルのリポートを引用し、取引高が25%近く増加したと報じた。オークションでの取引増は価格帯が100-1000ポンド(1万6800-16万8200円)のボトルが中心。この分野では1-9月に前年同期比で価格が4割上昇し、取引高が3割増えた。

データ分析会社ブレインウェーブと共同でまとめられたリポートでは、この10年間で50万件余りのオークションが追跡された。FTによると、不安定な市場を受け、希少価値のあるウイスキーは代替投資先として需要が高まったとノーブルは解説した。投資会社エリート・ワイン&ウイスキーの売り上げもこのトレンドを際立たせている。

エリートの分析によれば、9月に英政府が打ち出した補正予算案が市場の混乱を招いた後に需要が急増。今年これまでの取引高は70%増の1700万ポンドに達したという。

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