8/28米国株式市場は続伸。インフレ指標や雇用統計見極めへ。

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8/28(月)の株価

前日比(%)
日経平均32,169.99円+1.73
ダウ平均34,559.98ドル+0.62
S&P5004,433.31ドル+0.63
ナスダック13,705.13ドル+0.84
ラッセル20001,869.01ドル+0.83
米10年国債4.206-0.59
恐怖指数(VIX)15.08-0.60

28日の米国株式市場は3指数共に続伸。インフレ指標や雇用統計見極めへ。

28日の米国株式市場は3指数共に続伸。

先週のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演で、FRBは9月の次回FOMCで金利を据え置く余地を残し、慎重に政策を進めるとの姿勢を強調していた。また、金利は高止まりし、経済とインフレが冷え込まない場合はさらに上昇する可能性も示唆。

ある程度想定通りだったこともあり、先週末の米株式市場は買い戻しの反応を示していたが、きょうもその流れを引き継いでいる。一部からは「金曜日のパウエル議長の発言からは本当に驚くようなものはなかった。インフレを阻止するプロセスは依然として進行中であることから、今後、ボラティリティの高まりや市場の混乱も予想される」といった声も聞かれる。

また、「パウエル議長が大型の成長株への投資意欲を妨げるような発言をしなかったことだ。消費者裁量とIT・ハイテクはアウトパフォームし、大型株は小型株を上回り、グロースはバリューよりも買われた」といった声も聞かれる。

今週は31日木曜日に7月のPCEデフレータ、そして、1日金曜日に8月の米雇用統計が発表になり、9月相場に?向けて、その結果を待ちたい雰囲気も強い。

また、中国当局が株式取引の印紙税引き下げやIPOのペース抑制などの株価てこ入れ策を発表したことも好感されている。ただ、週明けの中国株は上昇したものの、終始上値の重い展開も見られていた。

エヌビディア<NVDA>が反発し、全体の雰囲気を緩和。序盤は売買が交錯していたが、上げに転じている。先週の決算は予想を上回る強い内容ではあったものの、株価は冴えない反応が続いていた。市場からは、現在の同社株の値動きはこの先の市場の動きを暗示しているといった声も聞かれていたが、バリュエーションはより合理的になっているとの指摘も出ている。

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