8/30米国株式市場は続伸。指標受けた利上げ停止観測で。

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8/30(水)の株価

前日比(%)
日経平均32,333.46円+0.33
ダウ平均34,890.24ドル+0.11
S&P5004,514.87ドル+0.38
ナスダック14,019.31ドル+0.54
ラッセル20001,903.21ドル+0.41
米10年国債4.110-0.17
恐怖指数(VIX)13.88-0.57

30日の米国株式市場は続伸。指標受けた利上げ停止観測で。

30日の米国株式市場は3指数共に続伸。

この日発表になったADP雇用統計と第2四半期GDP確報値が予想を下回り、米国債利回りが下げの反応を見せたことから、前日に引き続き、米株式市場はポジティブな反応を見せていた。

市場は明日以降に発表になるPECデフレータと米雇用統計の数字を待っている中で、前日や本日のデータは、慎重なFRBへの期待を正当化しており、米株式市場もポジティブな反応を見せている。前日からの米経済指標を受けて短期金融市場ではFRBの利下げ開始を来年7月から6月に前倒ししている。

「現在の金融市場にとって最大の関心はFRBの金融政策の行方であり、マクロ経済がFRBの長期利上げ休止を許容するかどうかだ。きのうの指標は、パウエル議長が一時停止できることを示唆している」との指摘が出ていた。また、「米国株は8月に入って初めて強気の流れを見せている」との声も聞かれる。

ただ、FRBの利上げサイクル終了への見方が強まっているが、これらのニュースをゲーム・チェンジャーと呼ぶのは時期尚早で、今後の米インフレ指標は新たにタカ派な息吹を吹き込む可能性を秘めているとの指摘も出ている。

明日のPCEデフレーターは前回の前年比3.0%から3.3%への上昇が見込まれ、金曜日の米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)の伸びは鈍化が見込まれているものの、平均時給は4.4%から4.3%への微減に留まると見られている。9月13日に予定されている米消費者物価指数(CPI)は前月比0.6%と高い上昇が予想されている状況。パウエル議長をはじめとするFRB高官は、インフレが依然として高過ぎると警告しており、特にCPIは米国債利回りを上昇させ、株安を導く可能性があるという。

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