8/22米国株式市場はダウ・S&P500下落。高金利長期化懸念で。

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8/22(火)の株価

前日比(%)
日経平均31,856.71円+0.92
ダウ平均34,288.83ドル–0.51
S&P5004,387.55ドル-0.28
ナスダック13,505.87ドル+0.06
ラッセル20001,850.84ドル-0.28
米10年国債4.333-0.21
恐怖指数(VIX)16.97-0.16

22日の米国株式市場はダウ・S&P500下落。高金利長期化懸念で。

22日の米国株式市場はダウ平均とS&P500下落。ナスダック指数はプラス圏内の展開。

金曜日のジャクソンホールでのパウエル議長の講演を控える中で、市場はIT・ハイテク株への買い戻しを強めていた。明日の引け後にエヌビディア<NVDA>の決算が予定されており、結果次第ではIT・ハイテク株全体に買いが広がるのではとの期待感も一部にはある模様。

きょうは米国債利回りも低下し、IT・ハイテク株に買い戻しを入れやすくなっていたが、そのエヌビディアが戻り売りに押されたことでIT・ハイテク株のトーンが低下したようだ。

市場はエヌビディアの決算を注視しており、個別株オプション市場では決算後に約10%の値動きに備えている。エヌビディアのS&P500に対する寄与度は3%以上を占め、株価の動きはより広範囲に影響を及ぼす可能性がある。

アナリストはエヌビディアの第2四半期の売上高は3カ月前に同社が出した予測を上回るかもしれないと期待している。その予測は当時の予想を遥かに上回り、同社の時価総額を1兆ドル以上に押し上げる一助となった。ポイントとしては、人工知能(AI)関連の巨大な需要に見合うだけの供給量を確保できたかどうかだろうといった声も聞かれる。

一方、パウエル議長の講演については、前回のFOMC議事録で、委員の大半が、利上げ継続が必要になり得るとの見解を示し、追加利上げの可能性を示唆していた。パウエル議長の講演も、利上げ終了は接近しているものの、あと若干の追加利上げと、その後の高水準での金利維持の可能性を示唆する内容になるとの見方が広がっている。

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