7/19米国株式市場は続伸。懸念の声は多いものの堅調な推移を続ける。

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7/19(水)の株価

前日比(%)
日経平均32,896.03円+1.24
ダウ平均35,061.21ドル+0.31
S&P5004,565.72ドル+0.24
ナスダック14,358.02ドル+0.03
ラッセル20001,984.89ドル+0.45
米10年国債3.749-1.13
恐怖指数(VIX)13.76+0.46

19日の米国株式市場は3指数共に続伸。懸念の声は多いものの堅調な推移を続ける。

19日の米国株式市場は3指数共に続伸。ダウ平均は8日続伸。

決算に注目が集まる中、取引開始前にゴールドマン<GS>が決算を発表し、不動産の評価損やグリーンスカイ融資事業を傘下に持つ消費者向け事業の、のれん代償却が最終利益に響いた。ただ、同銀は事前に冴えない決算になりそうだと警告していたこともあり、株価は上昇している。

エコノミストやストラテジストからは依然として懸念の声が多いものの、米株式市場はその声を無視し、堅調な推移を続けている。ダウ平均は8連騰しており、2021年3月以来の最長となった。

これまでのところ、決算シーズンは好調なスタートを切っている。事前予想自体が下方修正されていた面も大きいが、S&P500企業のうち、決算を発表した企業の82%が予想を上回る最終利益を報告している。

ソフトランディングのシナリオが市場の雰囲気を後押ししており、先週の米消費者物価指数(CPI)も勇気づけているようだ。市場からは「年末に近づくにつれ、業績が下降線を辿ることを信じるのは難しくなって来ている。多くのIT・ハイテク企業の業績を見ると、一旦落ち込んだ業績が再び加速し、成長し始めている。それは年初とは全く異なるシナリオだ」との声も出ている。

アップル<AAPL>がオープンAIやグーグルなどの製品に対抗できる人工知能(AI)ツールの開発を静かに進めていると伝わった。ただ、消費者への提供に向けた明確な戦略を立てるまでには至っていないという。同社にとってここ数カ月、AIの推進が主要な取り組みとなっており、複数のチームがプロジェクトに協力しているという。この報道を受けて競合が予想される、アルファベット<GOOG>やマイクロソフト<MSFT>の株価は下落している。

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