50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
7/18(火)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 32,391.26円 | 休場 |
ダウ平均 | 34,585.35ドル | +0.22 |
S&P500 | 4,522.79ドル | +0.39 |
ナスダック | 14,244.95ドル | +0.93 |
ラッセル2000 | 1,951.27ドル | +1.05 |
米10年国債 | 3.810 | -0.52 |
恐怖指数(VIX) | 13.48 | +0.14 |
18日の米国株式市場は3指数共に続伸。堅調な銀行決算が追い風。


18日の米国株式市場は3指数共に続伸。ダウ平均は7日続伸。
銀行の決算がフォローとなった模様。特にバンカメ<BAC>とモルガン・スタンレー<MS>が決算を発表し、バンカメはトレーディング収益が予想外に好調だったことが寄与。一方、モルガン・スタンレーはトレーディング部門、特に債券・為替・商品(FICC)が冴えなかったものの、ウェルス・マネジメント部門の売上高が過去最高を記録した。
今回の決算シーズンはまだ発表は僅かではあるものの、好調なスタートを切っており、既に発表を終えたS&P500企業の約84%が予想を上回る純利益を計上している。
きょうは銀行株や産業株など循環株への買いが強まる一方、IT・ハイテク株は序盤は軟調だったものの、徐々に買いが優勢となった。マイクロソフト<MSFT>が最高値を更新したことが上げをけん引。同社はマイクロソフト365コパイロットの利用料を発表。顧客企業がすでに支払っている料金に加え、1ユーザーあたり月額30ドルを追加で支払うと発表した。市場からは、強気な値付けと見られている模様。
全体のファンダメンタルズについては、中国経済への懸念はあるものの、直近のインフレ指標が鈍化傾向を示していることで、ソフトランディングのシナリオを後押ししている。FRBの利上げについても来週の利上げで最後との見方も少なくない。
一方、景気の先行きに警戒感が根強いことも事実。「われわれはスイートスポットにいるとは思えない。もし、スイートスポットにいるのであれば、先行指標や同時に発表される指標のいくつかがマイナスになることはない」といった指摘も聞かれる。
取引開始前に6月の米小売売上高が発表され、前月比0.2%増と予想を下回る内容となった。ただ、GDPの算出に使用される飲食店、自動車、建材、ガソリンを除いた売上高は前月比0.6%増と予想を上回った。
米小売売上高、市場予想を下回る伸び-基調的指標は堅調示唆
- 6月は前月比0.2%増、市場予想0.5%増-前月は0.5%増に上方修正
- コア売上高は前月比0.6%増、前月の伸び率の2倍
6月の米小売売上高は伸びが市場予想を下回った。一方で、家計支出の基調的な指標は消費が堅調さを増したことを示唆している。
米小売売上高は前月比0.2%増市場予想0.5%増前月は0.5%増(速報値0.3%増)に上方修正ガソリンと自動車を除いたベースでは0.3%増市場予想に一致小売売上高のデータはインフレ調整を加えていない
国内総生産(GDP)の算出に使用される飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたコア売上高は前月比0.6%増。前月の伸び率(0.3%増)の2倍に加速した。市場予想は0.3%増だった。
6月は13カテゴリーのうち7つで増加。無店舗小売りや家電販売店、家具店などで伸びが目立った。一方、建材店やガソリンスタンド、食品・飲料店などでは減少した。
力強い労働市場とインフレ圧力の緩和が、引き続き消費を支えている。だが、高水準の借り入れコストと物価が家計を圧迫している面も一方にはある。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、イライザ・ウィンガー氏は「需要に対する逆風は強まりつつあるとみている。金融面の厳しい状況が比較的所得の低い層に偏った形で影響を及ぼす。それが向こう数カ月、小売売上高への重しとなるだろう」と指摘した。
米小売売上高で唯一のサービス分野である飲食店は前月比0.1%増。5月は1.2%増と急増していた。
ゴードン・ハスケット・リサーチ・アドバイザーズのマネジングディレクター、チャック・グロム氏は「現在のインフレが本当に落ち着き始めれば、所得層にかかわらず消費者の懐は全般的にもっと温かくなる」と、ブルームバーグテレビジョンで述べた。
コメント