8/3米国株式市場は続落。明日の米雇用統計を控え神経質な展開。

経済ニュース相場分析

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8/3(木)の株価

前日比(%)
日経平均32,159.28円-1.68
ダウ平均35,215.89ドル-0.19
S&P5004,501.89ドル-0.25
ナスダック13,959.72ドル-0.10
ラッセル20001,961.40ドル-5.44
米10年国債4.186+2.45
恐怖指数(VIX)15.92-0.17

3日の米国株式市場は3指数共に続落。明日の米雇用統計を控え神経質な展開。

3日の米国株式市場は3指数共に続落。

米国債利回りの上昇が続いており、それがIT・ハイテク株の利益確定売りに繋がっていた。米政府が国債発行を増やす計画を表明し、利回り上昇に繋がった模様。逆イールドが急速に縮小しており、それは株式市場の下落を示唆しているように見えると指摘するストラテジストいる。ただ、明日に米雇用統計を控えていることもあり、全般的には神経質な展開となっているようだ。

一部からは「利回りが上昇傾向にあり、株式市場に圧力がかかっている。今年の大部分は上昇モードであったため、市場は長い間、調整を覚悟していた」との指摘も出ている。

米ISM非製造業総合景況指数、7月は拡大ペース鈍化-雇用減速

  • 前月の53.9から52.7に低下、市場予想の53.1を下回る
  • 雇用・業況指数が低下、仕入価格指数は3カ月ぶり水準に上昇

米供給管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業総合景況指数は、雇用の伸び鈍化などが下押し要因となり、活動の拡大ペースが緩やかになった。

非製造業総合景況指数は1.2ポイント低下の52.7ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は53.1前月は53.9指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す

内訳では雇用指数が低下し、サービス業界の雇用がわずかな伸びにとどまったことを示した。業況指数と新規受注は幾分減速したが、消費者のサービス需要が引き続き堅調なことがうかがわれる。

受注残は2月以来初めて拡大に転じたほか、輸出も健全なペースで拡大した。

建設や宿泊・飲食サービス業を含む14業種で活動が拡大した。

ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は声明文で「回答者の過半数は業況と経済全般に関して慎重ながらも楽観している」と述べた。

製造業が金利上昇や消費者の嗜好変化による逆風に苦しむ一方、米経済のより大きな部分を占めるサービス業は底堅さが鮮明となっている。

低い失業率と賃金の持続的な伸びが家計支出を支えているにもかかわらず、インフレ圧力は緩和しつつある。とはいえ、米金融当局の目標にはまだ程遠く、好調な景気により高い物価圧力が長引く恐れもある。

仕入価格指数は3カ月ぶりの水準となる56.8に上昇したが、コロナ禍前の領域に落ち着いている。

雇用指数は50.7に低下。サービス業界の雇用にブレーキがかかったことを示唆した。

4日に発表される7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が20万人増、失業率は3.6%で変わらずと予想されている。

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