7/17米国株式市場は上昇。金融株などに買い企業決算に注目。

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7/17(月)の株価

前日比(%)
日経平均32,391.26円休場
ダウ平均34,585.35ドル+0.22
S&P5004,522.79ドル+0.39
ナスダック14,244.95ドル+0.93
ラッセル20001,951.27ドル+1.05
米10年国債3.810-0.52
恐怖指数(VIX)13.48+0.14

17日の米国株式市場は3指数共に上昇。金融株などに買い企業決算に注目。

17日の米国株式市場は3指数共に続伸。ダウ平均は6日続伸。

アジア時間に発表された中国のGDPが予想を下回るなど、中国経済への懸念が伝わったものの、米株式市場は底堅い推移を続けた。

今週から企業決算が本格化して行く中、それに対する米株式市場の反応を待ちたい雰囲気のようだ。先週末の米大手銀の決算は好調な内容ではあったものの、米株式市場の反応はいまひとつだった。市場は第1四半期以上の減益決算になることを覚悟している。S&P500企業の利益は7%以上の減少が見込まれている模様。

マクロ環境では、先週の米消費者物価指数(CPI)を受けて、FRBは景気を後退させることなくインフレを抑制できるかもしれないとの期待が高まっている。来週のFOMCを前に今週はFOMC委員が発言を控えるブラックアウト期間に入っており、発言は出てこない。

市場は来週のFOMCでの利上げを確実視しているものの、9月以降については見方が分かれている。だた、9月FOMCまでに米雇用統計、米消費者物価指数(CPI)とも2回数字を確認できる。その結果を待ちたい雰囲気もあるようだ。

一部からは、「ゴルディロックス(適温相場)シナリオだ。確かに人々は物価に多少の痛みを感じている。しかし、雇用はある。ソフトランディングの見方がますます有利になり、完璧なディスインフレが市場を熱狂させている」といった声も聞かれる。

NY連銀製造業景況指数、辛うじて拡大圏維持-インフレ圧力鈍化

  • 7月のNY連銀製造業景況指数はプラス1.1に低下-前月プラス6.6
  • 仕入れ価格と販売価格の指数は共に2020年半ば以来の低水準

7月のニューヨーク連銀製造業景況指数は前月から低下し、辛うじて拡大圏にとどまった。受注の指数がわずかに上昇し、インフレ圧力は後退した。

NY連銀製造業景況指数はプラス1.1前月(プラス6.6)から5.5ポイント低下ブルームバーグ調査の予想中央値はマイナス3.5指数はゼロが活動の拡大と縮小の境目

今回の統計では、インフレ圧力の一段の沈静化が示された。仕入れ価格と販売価格の指数は共に2020年半ば以来の低水準に下げた。販売価格の見通しを示す指数は上昇した。

事業環境については、製造業者の間で見方が分かれた。およそ29%が改善を報告した一方、悪化したとの回答も約27%あった。

新規受注の指数は3.3と、前月(3.1)からわずかに上昇。出荷指数は前月から低下した。雇用については6カ月ぶりに拡大圏となった。

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