11/20米国株式市場は続伸。感謝祭ウィークで様子見の中、上値期待も根強い。

経済ニュース相場分析

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11/20(月)の株価

 前日比(%)
日経平均33,388.03円-0.59
ダウ平均35,151.04ドル+0.58
S&P5004,547.38ドル+0.74
ナスダック14,284.53ドル+1.13
ラッセル20001,807.08ドル+0.52
米10年国債4.427-0.87
恐怖指数(VIX)13.41-0.39

20日の米国株式市場は3指数共に続伸。感謝祭ウィークで様子見の中、上値期待も根強い。

20日の米国株式市場は3指数共に続伸。

今週は感謝祭ウィークで週後半にかけて市場参加者も少なくなることが予想される中で、様子見の雰囲気も強い。そのような中で上値期待も根強いようだ。午後に米20年債入札結果発表で米国債利回りが下げに転じたことをきっかけに、IT・ハイテク株中心に買いが膨らんだ。

今週は立会日数が短い週ではあるが、市場にはいくつかの重要なイベントが予定されている。明日の引け後にエヌビディア<NVDA>の8-10月期決算(第3四半期)の発表が控えているほか、小売り大手の決算も続く。また、水曜日にはFOMC議事録が公表される。FRBは追加利上げの期待を温存しており、ややタカ派なトーンが強かったFOMCではあった。

ただ、市場では先週発表された米インフレ指標がインフレの鈍化の傾向を示唆したことから、FRBの利上げサイクルはすでに終了との見方を固めつつある。同時に来年の利下げ期待も台頭させており、来年第2四半期以降の利下げ開始を見込んでいる状況。短期金融市場では3月の利下げ開始も織り込む動きが出ているが、確率はまだ30%程度。また、ソフトランディングへの期待も強いようだ。

市場からも前向きなムードが伝わっており、「われわれは株式に対して引き続き前向きで、米経済は緩やかなペースではあるが、持続可能な拡大を続けている。そのことから、最近経験した米株式市場の上昇幅の拡大を予想している」といったコメントも聞かれた。

マイクロソフト<MSFT>が上昇。オープンAIでCEOを務めていたアルトマン氏の採用を明らかにした。アルトマン氏は先週、オープンAI社のCEOを解任されたばかりだが、マイクロソフトで新たな社内AIチームを率いるという。また、オープンAIの社長を辞任したブロックマン氏もマイクロソフト入りすると発表。また、オープンAIの従業員が取締役会の解任を要求しており、実現しなければマイクロソフトに移籍すると訴えている。マイクロソフト側も了承しているという。

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