12/7米国株式市場はS&P500、ナスダック続落。

経済ニュース相場分析

50才から始める米国株式投資初心者の資産運用

12/7(水)の株価

前日比(%)
日経平均27,686.40円-0.72
ダウ平均33,597.92ドル+0.00
S&P5003,933.92ドル-0.19
ナスダック10,958.55ドル-0.51
ラッセル20001,806.90ドル-0.31
米10年国債3.421-3.17
恐怖指数(VIX)22.68+0.51

7日の米国株式市場は、S&P500、ナスダック続落。上値には慎重。

7日の米国株式市場は、S&P500とナスダック指数は続落。

この日発表の中国の貿易統計が弱い内容だったことから、世界経済の健全性に対する不透明感が強まり、序盤は売りが先行して始まった。しかし、直ぐに切り返す展開となっている。

ただ、上値には慎重になっているようだ。市場では景気後退への懸念が広がっており、来週のFOMCと米消費者物価指数(CPI)の発表が市場にレッシャーを与えている。ここ数日の株安は、パウエルFRB議長の利上げペース縮小への言及を受けた上昇を覆すほど、過去1カ月で最悪の下げ幅となった。

市場からは「直近の底堅い米経済指標は経済見通しとFRBの対応を巡る不確実性を浮き彫りにしている。われわれはさらなるボラティリティの高まりを予想し、保守的なエクスポージャーを維持する」との声も出ている。

ただ、一部のストラテジストからは、「景気後退が必ずしも株式市場に災いをもたらすとは考えていない」との指摘も出ている。 来年に米経済が景気後退に陥る確率を75%と想定し、自身のモデルに組み込みんだところ、来年末のS&P500の予想は前日終値から約10%高い4300になるという。経済、企業業績、FRBのサイクルの変化が株式市場にとって脅威となっているが、これらのサイクルは来年の様々な局面で、最終的に株式市場の味方になると指摘した。

銀行株や航空株、自動車株が下落している一方、薬品株が上昇。IT・ハイテク株はまちまちといった値動き。きょうはオンライン旅行の下げが目立った。アナリストが投資判断をそれぞれ引き下げた。ブッキングが「中立」、他の2社は「売り」に引き下げている。来年にマクロ経済が減速する中、旅行需要も減速する可能性が高く、コンセンサスはその大きさを正確に反映していないと指摘している。

コメント