米国株価上昇。米CPI予想通り引き締めを巡る懸念緩和

経済ニュース相場分析

1/12(水)の株価

前日比(%)
日経平均28,765.66円+1.92
ダウ平均36,290.32ドル+0.11
S&P5004,726.35ドル+0.28
ナスダック15,188.39ドル+0.23
ラッセル20002,176.05ドル-0.82
米10年国債1.734-0.20
恐怖指数(VIX)17.65-4.18

11日米株式市場は、米CPI予想通りの結果で3指数共に株価上昇

S&PMAP

11日の株式市場は3指数共に小幅高で終了する。この日発表になった12月の米消費者物価指数(CPI)は前年比7.0%と、予想通りではあったものの、1982年以来の高い伸びとなった。市場はFRBが3月にも利上げを開始し、バランスシート縮小も早期に開始するとのタカ派な見方を強めているが、きょうの米CPIはその期待を完全に裏付ける内容となった。

今後の動き

米国債利回りが低下の反応を見せるなど、指標の数字とは逆の反応を見せており、米株式市場はIT・ハイテク株中心に買いが入った。市場は、米国債利回りはすでに大幅に上昇しており、それに伴いIT・ハイテク株などの成長株は売りが強まった。ここ数カ月でインフレ上昇とその長期化に対する懸念は市場によく浸透し、投資家はそれを既に予想していた。きょうの米CPIは、その予想の範囲内となっている。

パウエルFRB議長は前日の上院での指名公聴会で、3月のテーパリング終了とバランスシート縮小に伴い、今年は金利が上昇すると予想している発言している。経済がパンデミックから大幅回復した時に、インフレ抑制のために正常化の動きが必要になる可能性が高くなる。

FRBの最近のタカ派傾斜と金利上昇に関連する不安は少し落ち着いた。

原油先物相場が続伸している。需要がこれまで考えているより逼迫している兆候が意識された。米エネルギー情報局の習慣統計では、原油在庫が2018年10月以来の水準に落ち込んでいる。エネルギーセクターの株価に注目していきたい。

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