12/8米国株式市場は、反発。インフレの鈍化傾向が期待。

経済ニュース相場分析

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12/8(木)の株価

前日比(%)
日経平均27,574.43円-0.40
ダウ平均33,781.48ドル+0.55
S&P5003,963.51ドル+0.75
ナスダック11,082.00ドル+0.51
ラッセル20001,818.29ドル+0.63
米10年国債3.487+1.90
恐怖指数(VIX)22.29+0.39

8日の米国株式市場は、3指数共に反発。インフレの鈍化傾向が期待。

8日の米国株式市場は、3指数共に反発。

第4四半期は好調なスタートを切った米国株が、FRBが今後も積極姿勢を維持するとの見方から今月に入り急落している。

ただ一部からは、景気後退への懸念が逆に、株式市場を上昇させているとの見方も出ている。良いニュースが市場に悪影響を及ぼすというシナリオは依然として根強く残っている。経済が堅調であればあるほど、FRBが早期に引き締めスタンスから離脱する可能性は低くなるという考え方だという。

FRBは来週のFOMCで0.50%ポイントの利上げを発表するとの見方がほぼ確実視されている。過去4回の利上げに比べれば、利上げ幅は小さいが、景気後退の懸念を払拭することはできないかもしれない。

来週の米消費者物価指数(CPI)もインフレの方向性を占う上で注目されているが、0.50%ポイントの利上げがほぼ決定事項であれば、インフレが上振れすれば、マイナス材料になるとの指摘も出ている。

また、明日は米生産者物価指数(PPI)の発表もあり、インフレの鈍化傾向が期待されているが、その数字を確認したい意向もあるようだ。

ただ、IT・ハイテク株に買い戻しが入っている以外はその他のセクターはまちまちの動きとなっている。

米失業保険の継続受給者数、6万2000人増加-2月以来の高水準

  • 継続受給者数は170万人、新規失業保険申請は4000件増の23万件
  • 季節調整前の申請件数は28万6436件、今年初め以来の大幅増

米国で失業保険の継続受給者数が増加し、2月上旬以来の高水準となった。労働市場で一時的に冷え込みの兆候が示される中、失職者が新たな仕事に就くことが一段と難しくなっている状況が示唆された。

失業保険の継続受給者数は(11月26日終了週)は前週比6万2000人増の170万人新規失業保険申請件数は(12月3日終了週)は同4000件増の23万件ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値と一致前週は22万6000件(速報値は22万5000件)に修正

この統計は、特に祝日前後には週ごとの変動が大きくなり得る。より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は小幅に増加して23万件となった。

ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、イライザ・ウィンガー氏は「堅調だった11月の雇用統計と合わせて考えると、今回の失業保険申請データは、労働市場の需給均衡回復が緩慢になるとの見方を裏付けた」と指摘した。

季節調整前の失業保険申請件数は28万6436件と、今年初め以来の大幅増。州別ではカリフォルニアやニューヨーク、テキサスでの増加が目立った。

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