9/19米国株式市場は反発。FOMCを控え売り先行も押し目買い強まる

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9/19(月)の株価

前日比(%)
日経平均休場
ダウ平均31,019.68ドル+0.64
S&P5003,899.89ドル+0.69
ナスダック11,535.02ドル+0.76
ラッセル20001,812.84ドル+0.81
米10年国債3.494+1.18
恐怖指数(VIX)25.76-0.54

19日の米国株式市場は3指数共に反発。FOMCを控え売り先行も押し目買い強まる

19日の米国株式市場は3指数共に反発。売り先行で始まったものの、下値での押し目買いも活発に入り下げ渋る動きが出ている。すぐに上げに転じる展開。

今週のFOMCを控え、その結果待ちの雰囲気も強い。市場では0.75%ポイントの利上げ実施が見込まれている。一部からは1.00%ポイントの大幅利上げを見込む声もあり、確率を15%程度と見積もっているようだ。ちなみに0.50%ポイントは完全にゼロ。

ただ、市場は0.75%ポイントの利上げを既に織り込んでおり、注目はパウエルFRB議長の会見やFOMC委員の金利見通しに移っている。先日の米消費者物価指数(CPI)の発表から、タカ派な内容が警戒されているが、どの程度タカ派色を強いのか注目しているようだ。市場の一部では、今回の利上げサイクルのターミナルレート(最終着地点)を4.00-4.50%と従来よりも高めに見ている模様。その見方を裏付けるか注目される。

市場からは、「米株式市場は年末に向けて引き続き不安定な状況が予想され、深い弱気心理とFRBの追加引き締め、その経済への長期的影響、業績の下方修正に対する懸念など、複数の懸念の綱引きに陥っていると考えられる」との声も出ていた。また、この12年間続いた「株、債券以外の代替先はない」というマントラは終焉を迎えつつあるとの声も聞かれ、先行きに悲観的な見方は依然多い。

銀行や産業が上昇しているほか、航空、クルーズといった裁量消費の銘柄が買われている。一方、医薬品が軟調。

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