22年取引初日、ダウ平均・S&P500最高値更新でスタート

経済ニュース相場分析

1/3(月)の株価

前日比(%)
日経平均28,791.71円休場
ダウ平均36,585.06ドル+0.68
S&P5004,796.56ドル+0.64
ナスダック15,832.80ドル+1.20
ラッセル20002,272.56ドル+1.21
米10年国債1.633+8.77
恐怖指数(VIX)16.60-3.60

22年取引初日は、3指数共に反発上昇。アップル時価総額3兆ドル突破。

S&P500MAP

2022年の取引初日となった3日の米株式相場は反発でスタートとなる。 IT・ハイテク株の買戻しが入ったほか、米国債利回りが急上昇し、銀行株に買いが強まった。 3指数共に反発する展開となった。

ダウ平均とS&P500の終値で最高値を更新した。

セクター別ではIT・ハイテクや銀行のほか、エネルギー、航空株が上昇した。

個別銘柄では、テスラの株価が急伸した。昨年10-12月(第4四半期)の世界出荷台数が過去最高を記録したため。

アップルも株価が値上がりし、時価総額は一時3兆ドルを上回った。

今後の動き 10年国債の動きに注意

引用:TradingView

10年債利回りは、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が出現した昨年11月下旬以来初めて1.60%を上回った。10年債利回りの新年初日の上昇幅としては2009年以来最大を記録した。

今年のインフレは昨年よりは鈍化が予想されるものの、高い水準が続くため、FRBの金融引き締めが予想されている。金利環境の上昇が予想される中で、銀行の金利収入にとっては追い風となる。

米国債オプション市場では、10年債利回りが2月半ばまでに1.95%に達すると見込む取引も見られた。米国株が最高値圏から上昇しており、年内少なくとも3回の利上げ見通しを強めている。

今週は昨年12月の米雇用統計や米連邦公開市場委員会(FOMC、12月開催分)の議事要旨など、主要な経済指標の発表やイベントがある。公表される内容次第では、現在の市場予想よりも早い時期に利上げが開始される可能性が高まる。金利先物市場が織り込む予想は5月となっている。

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