2021年最後の米国株式相場は3指数共に小反落

経済ニュース相場分析

12/31(金)の株価

前日比(%)
日経平均28,791.71円休場
ダウ平均36,338.30ドル-0.16
S&P5004,766.18ドル-0.26
ナスダック15,644.97ドル-0.61
ラッセル20002,245.31ドル-0.15
米10年国債1.515-1.33
恐怖指数(VIX)17.22-0.63

米国株式相場は、終了間際でマイナス圏に転落、3指数共に終値下落

S&P500MAP

2021年最後の株式市場の終値は、主要株価3指数共に下落する展開で終えた。

31日の米国株式市場は年末の取引で薄商いの中、小幅な値動きに終始した。ダウ平均は終盤に下げに転じ、小幅な反落で終了した。マイクロソフトやアップルの大型ハイテク銘柄が売られナスダックも下落する。IT・ハイテク株は年末にかけても売りが膨らんだ格好となった。

今後の動き

2021年の米株式市場は新型コロナからの回復の追い風を受け力強い相場となった。2021年のダウ平均は19%近く上昇し、S&P500は前年比27%高で終了した。3年連続で2桁の上昇率となった。終値ベースで過去最高値を70回更新し、現代の米株式市場誕生以来、2番目に多い数となった。

現在は、サプライチェーン問題や労働力不足、エネルギー高などによる高インフレが進行した。FRBが刺激策解除に動いたが、株式市場は悪材料と見ずに堅調な動きを続けている。

セクター別では景気回復に関連して、エネルギーや不動産、半導体が上昇したほか、航空や旅行、クルーズなどは新型コロナによる打撃を受けた業種は伸びていない。また、米国債利回りの上昇で銀行株も堅調。一方、IT・ハイテク株も外出制限の解除で前半は緩やかな上昇に留まる場面もあったものの、後半は最高値更新が続くど力強さを堅持している。

2022年は、テーパリング終了して利上げが開始する年となる。インデックス銘柄は、2021年が上がりすぎたため、2022年は、上昇は少ないと予想されている。

経済は、景気が良すぎるため、景気が行きすぎないように抑えるための政策となっている。政策が、間違えなければひどい下落にはならないと予想されている。

2022年は、下落する場面は多くなるとされているが、つみたてNISAや投資信託は通常通り続けていくと共に、株価の下落は買い場と思うような心構えでいければ良いと思います。

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