10/26米国株式市場は続落。メタの決算受けIT・ハイテク株の下げ続く 米GDPはかなり強い内容。

経済ニュース相場分析

50才から始める米国株式投資初心者の資産運用

10/26(木)の株価

 前日比(%)
日経平均30,601.78円-2.14
ダウ平均32,784.30ドル-0.76
S&P5004,137.23ドル-1.18
ナスダック12,595.61ドル-1.76
ラッセル20001,657.00ドル+0.34
米10年国債4.846-2.36
恐怖指数(VIX)20.68+0.49

26日の米国株式市場は、3指数共に続落。メタの決算受けIT・ハイテク株の下げ続く 米GDPはかなり強い内容。

26日の米国株式市場は3指数共に続落。

この日発表の第3四半期の米GDP速報値は予想を上回るかなり強い内容だったが、米国債利回りが下げの反応を見せ、米株式市場も時間外で下げ渋る動きを見せていた。しかし、通常取引が始まると、きょうもIT・ハイテク株中心に売りが強まった。

米GDPは事前に強い内容が予想されていたこともあり、材料出尽くし感が出ていた可能性もありそうだ。FRBは来週のFOMCで金利を据え置くとの市場での見通しに変化はない。一部からは「この数字でFRBは利下げには慎重になったかもしれないが、来週のFOMCに向けて針が動いたわけではない。追加利上げと高金利維持はあり、立て続けの追加利上げ継続はなしだ」との指摘も出ている。

本日はメタ<META>が決算を受けて下落したことがIT・ハイテク株を圧迫。決算自体は広告市場の回復で良好な内容が示されていたが、2024年に向けて慎重な見通しを示したことが嫌気された模様。同社のリアリティ・ラボ部門が37億ドルの損失を出したことでコスト管理についても懸念が高まったようだ。

UPS<UPS>も取引開始前に決算を発表し、労組との契約によるコスト増と荷物の需要減で通期見通しを下方修正した。株価は下落。

市場は次第に7月からの高値の調整モードを強めつつある。ナスダックはすでに7月から10%超下落しており、調整領域に入っている。今週発表になっている決算は足元の数字は悪くはないが、先行き慎重な見方も示されており、米株式市場も先行きに慎重になっているようだ。

コメント