10/13米国株式市場はS&P500続落し国債上昇、中東情勢を懸念。

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10/13(金)の株価

 前日比(%)
日経平均32,315.99円-0.55
ダウ平均33,670.29ドル+0.12
S&P5004,327.78ドル-0.50
ナスダック13,407.23ドル-1.23
ラッセル20001,719.71ドル-0.84
米10年国債4.613-1.87
恐怖指数(VIX)19.32+2.63

13日の米国株式市場は、S&P500続落し国債上昇、中東情勢を懸念。

13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は小反発。S&P500とナスダック指数は続落。

中東情勢が緊迫化しており、本日の市場はリスク回避の雰囲気が広がった。イスラエルは、ハマスが実効支配するガザへの地上侵攻に備え、ガザ周辺に戦車を集結させており、市民にも避難を呼びかけている。そのような中で、市場では警戒感が高まった。

取引開始前に発表された決算を受けてJPモルガン<JPM>やユナイテッドヘルス<UNH>、そして、原油高に伴うシェブロン<CVX>の上げでダウ平均は横ばいに留まっているものの、IT・ハイテク株は売りを強め、ナスダックは大幅安となった。

ただ、前日は9月の米CPIがFRBの利上げ終了期待に水を差す結果となり、株式市場を圧迫していたが、それについては、再び追加利上げ期待を高める雰囲気には至っていないようだ。市場からは、「前日の米CPIは市場の利上げ終了期待を再調整したが、短期金融市場ではその可能性が依然として50%を下回っている」との指摘も出ている。

取引開始前にJPモルガン<JPM>やシティグループ<C>、ウェルズ・ファーゴ<WFC>の大手銀3行が決算を発表し、ポジティブな反応を見せている。純受取利息(NII)が予想を上回り、予想を上回る数字を発表していた。

来週以降に本格化する決算について市場からは楽観的な見方も出ている。「期待外れの企業も出るかもしれないが、大半の決算は投資家を上向きに驚かせると見ている。投資家は悲観的すぎる。われわれは企業は現在の事態を上手く切り抜けることができると考えている」といったコメントも出ている。IT・ハイテクと産業セクターに牽引され、株価は上昇で今年を終えると考えているようだ。

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