9/25米国株式市場は反発。IT・ハイテク株に買い戻し。

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9/23(月)の株価

 前日比(%)
日経平均32,678.62円+0.85
ダウ平均34,006.88ドル+0.13
S&P5004,337.44ドル+0.40
ナスダック13,271.32ドル+0.45
ラッセル20001,784.24ドル+0.44
米10年国債4.537+2.23
恐怖指数(VIX)16.90-0.30

23日の米国株式市場は、3指数共に反発。IT・ハイテク株に買い戻し。

25日の米国株式市場は3指数共に反発。

IT・ハイテク株の下げが一服。特段の買い材料は見当たらないが、本日は9月の最終週を迎えて、これまでの下げに一服感が出てた模様。ただ、中国の不動産業界に対する新たな懸念と、高金利長期化の見通しが米株式市場を圧迫している。

中国の不動産市場については、経営難に陥っている第2位の不動産会社、恒大集団が主要債権者会議を土壇場でキャンセルし、この日の中国株式市場で不動産株が過去9カ月で最大の急落となり、世界的に投資家心理が悪化。NY時間には同社の部門が40億元のオンショア債で支払い履行しなかったとも伝わっていた。

また、高金利については、FRBが先週のFOMCで、年内の追加利上げの可能性に含みを残したうえで、引き締めの長期化の可能性も示唆したことで、成長に対する懸念が高まっている。本日の米10年債利回りは2007年10月以来の高水準まで上昇していた。

市場からは「先週のタカ派的なFOMCの後、米株式市場は特に脆弱に見えた。最近の売りは上昇の勢いが崩れ始めている兆候だ」との指摘も出ていた。

今週で9月相場も終了となるが、S&P500は2カ月連続でマイナスで推移しており、12月以来最悪の月となりそうだ。また、ナスダックも下落し、米国債利回りが上昇する中で成長株が売りの矢面に立たされている。

市場はまた、米予算決議の進捗状況を注視。米政府が今年度の残りの予算確保のための議会での合意にほとんど前進の兆しがないことも不安視している。ムーディーズは政府機関が閉鎖された場合には、米格付けにネガティブなインパクトを与えると述べていた。

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