6/13米国株式市場は続伸。物価統計受け利上げ見送りとの見方強まる。

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6/13(火)の株価

前日比(%)
日経平均33,018.85円+1.80
ダウ平均34,212.12ドル+0.43
S&P5004,363.01ドル+0.69
ナスダック13,573.32ドル+0.83
ラッセル20001,896.33ドル+1.23
米10年国債3.817+1.98
恐怖指数(VIX)14.61-0.40

13日の米国株式市場は、3指数共に続伸。物価統計受け利上げ見送りとの見方強まる。

13日の米国株式市場は3指数共に続伸。ダウ平均は6日続伸。IT・ハイテク株も買いが続いた。

この日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、株式市場は堅調な値動きを続けている。米CPIは予想とほぼ一致し、依然として高水準ではあるものの、前回からは鈍化傾向を示した。これを受けて市場では、明日結果が発表されるFOMCでの利上げ一時停止を確実視している。

ただ、市場のシナリオは変わっていない。今回のFOMCは利上げを一時停止するものの、声明や経済見通し、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)、パウエル議長の会見などから、もう一段の追加利上げの可能性を示唆する見られている。市場も7月FOMCでの0.25%ポイントの利上げの確率を65%程度で見ている状況。

市場からは「現時点では一時停止に落ち着いており、FRBも投資家を驚かせたくはないだろう。しかし、コア指数がまだ5%台で推移していることから、FRBの次の動きは7月の追加利上げで、そして、恐らくその後にもう1回の利上げがある可能性がある。それは現時点では織り込み済みではない」といった声も出ている。

米消費者物価指数、5月は前年比で伸び鈍化-利上げ休止の余地

  • 総合CPIは前年比4%上昇、21年3月以来の低い伸び
  • コアCPIは前年同月比5.3%上昇-前月比0.4%上昇

5月の米消費者物価指数(CPI)統計で、物価上昇ペースの減速が示された。米連邦公開市場委員会(FOMC)が今週の会合で過去1年余り続けてきた利上げを休止するとの論拠を補強する材料となった。

総合CPIは前月比0.1%上昇-市場予想と一致前月は0.4%上昇前年同月比では4%上昇-市場予想4.1%上昇前月は4.9%上昇変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前月比0.4%上昇-市場予想と一致前月も0.4%上昇前年同月比では5.3%上昇-市場予想5.2%上昇前月は5.5%上昇

総合、コアともに前年同月比の上昇率が4月を下回った。総合CPIの前年比4%上昇は、2021年3月以来の低い伸びとなった。

コアCPIの前月比は3カ月連続で0.4%上昇。総合CPIの前月比(0.1%上昇)には、ガソリン価格の低下が影響した。

FOMCは利上げを11会合連続で実施するか、経済状態を見極めるために休止するかの判断を14日に示す。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を含む複数の米金融当局者は、必要に応じてこの先引き締めを行う可能性を維持した上で、今回のFOMC会合では利上げ見送りを支持する考えを示唆している。エコノミストらは総じて政策金利据え置きを見込んでいるが、7月会合での政策判断においては同月に発表される次回のCPIが鍵を握る。

調査会社インフレーション・インサイツ創業者のオメイア・シャリフ社長は「来月からコアCPIが大幅に軟化する公算が大きいことを示唆している点で、かなり良い統計だ」とリポートで指摘。その上で「現状からすると、7月利上げの確率を低下させるほど弱いコアCPIが示されるかどうかは疑わしい」と付け加えた。

5月に前月比で上昇した項目は住居費や中古車、自動車保険など。一方、航空運賃や家庭用調度品などは低下した。

ブルームバーグの計算に基づくと、エネルギーと住宅を除いたサービス価格は前月比0.2%上昇。コロナ禍前に見られた伸び率並みとなった。前年同月比では4.6%上昇と、昨年後半に付けたピークからの鈍化傾向が続いた。

「コアインフレの鈍化は緩慢」

 ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、アナ・ウォン氏とジョナサン・チャーチ氏は5月CPIについて、「6月のFOMC会合に利上げ見送りの余地を与える。だが、コアインフレの鈍化ペースが緩慢なことは、米金融当局が年内に利下げする可能性がいかに低いかを浮き彫りにしている」と指摘した。

サービス分野の最大項目で総合CPIの約3分の1を占める住居費は、前月比0.6%上昇と、伸びが再び加速した。家賃の高止まりやホテル宿泊費の上昇が全体を押し上げた。

ガソリン価格は同5.6%低下。食品は小幅に上昇。3、4月は低下していた。外食の伸びは加速した。

食品とエネルギーを除いたコアの財価格は0.6%上昇と、2カ月連続で同じ伸び。

CPIと別に発表された統計によれば、インフレ調整後の実質平均時給は5月に前月比0.3%増加と、今年最高の伸び。前年同月比では0.2%増と、この2年余りで初めての増加だった。

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