クリスマスラリー前半戦、3日続伸

経済ニュース相場分析

12/23(木)の株価

前日比(%)
日経平均28,798.37円+0.83
ダウ平均35,950.56ドル+0.55
S&P5004,725.78ドル+0.62
ナスダック15,653.37ドル+0.85
ラッセル20002,241.57ドル+0.89
米10年国債1.496+2.95
恐怖指数(VIX)18.02-3.27

米国株式市場続伸、感染拡大加速も楽観ムード漂う

S&P500MAP

23日の米国株式市場は、主要3指数共に3日続伸している。各国で感染拡大が加速しており、英国では1日の新規感染者数が12万人に接近した。米国でも拡大が加速している。ただ、市場は非常に楽観的ムードが漂っている。オミクロン変異株が徐々に感染の中心になっているが、市場はデルタ株の時ほど恐怖感を強めていない。

感染力はこれまでのウイルスよりは遥かに強いと言われているものの、重症化リスクは極めて低いとも見られている。多くの人々が既に2回のワクチンを接種しており、3回目のブースター接種を行えば、オミクロン株にも有効との研究データも数多く紹介されている。

ファイザー(PEF)とメルク(MRK)の経口薬も使用されることとなった。対処手段も複数あるということで、以前のような経済的混乱はないのではと、市場は楽観視しているようだ。

今後の動き

今週の株式市場の反発の多くは、先週の過度の懸念と、売りが一服したとの安堵感によるところが大きい。クリスマスラリーを逃したくない個人投資家が押し目いを入れている。明日からのクリスマス連休が控えていることもあり、出来高は少ない。

米新規失業保険申請件数と個人消費支出が発表になった。雇用は改善傾向を示す一方、インフレは高い水準のまま変化はない。

主要3指数共に最高値付近まで到達している。来週からのクリスマスラリー後半3日間続伸するか期待したい。

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