9/11米国株式市場は続伸。IT・ハイテク株が買い主導、テスラが大幅高。

経済ニュース相場分析

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9/11(月)の株価

 前日比(%)
日経平均32,467.76円-0.43
ダウ平均34,663.72ドル+0.25
S&P5004,487.464ドル+0.67
ナスダック13,917.80ドル+1.14
ラッセル20001,855.14ドル+0.19
米10年国債4.294+0.80
恐怖指数(VIX)13.80-0.29

11日の米国株式市場、3指数共に続伸。IT・ハイテク株が買い主導、テスラが大幅高。

11日の米国株式市場は。3指数共に続伸。

IT・ハイテク株に買い戻しが入り、全体を押し上げた。ナスダックは大幅高。テスラ<TSLA>とクアルコム<QCOM>の上昇がサポートした。特にテスラは大幅高となっており、米大手証券が投資判断を引き上げ、目標株価を400ドルに引き上げたことが材料視されている。先週末終値よりも60%超高い水準。

また、クアルコムは大口顧客であるアップル<AAPL>との契約が3年延長されたことが材料視されている。ただ、アナリストからは同社にとって大きなゲームチェンジャーにはならないとの指摘も出ていた。

週末に、来週のFOMCでの利上げを見送ることでメンバーのコンセンサスが得られたと報じられたことも心理を後押ししている。ただ、FRBが年内に追加利上げを行うかどうかは未知数だとも伝えていた。

このところ、予想を上回る米経済指標が相次いでいることから、FRBが予想以上の追加利上げに踏み切るのではないかという懸念が再燃し、米国債利回りの上昇とともに株式市場を圧迫している。その意味でも今週の米消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)といったインフレ指標に注目が集まっており、特に水曜日の米CPIを受けた市場の反応は注目される。

エネルギーコストの上昇で、総合指数は強い内容が予想されているが、FRBが注目するコア指数は前年比では前回よりも鈍化が見込まれている状況。原油市況から推察すると、エネルギー価格はしばらく上昇が予想される中で、それが落ち着き始めているコアインフレにも波及してくるか注目される。

今週は米小売売上高やミシガン大消費者信頼感指数の発表も予定されており、重要な経済指標が相次いで発表される。一方、FOMCメンバーは来週のFOMCまで発言を控えるロックアップ期間に入っており、経済や金融政策に関する発言は出ないものと思われる。

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