8/4米国株式市場は続落。米雇用統計で雇用ひっ迫感は緩む。

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8/4(金)の株価

前日比(%)
日経平均32,192.75円+0.10
ダウ平均35,065.62ドル-0.43
S&P5004,478.03ドル-0.53
ナスダック13,909.24ドル-0.36
ラッセル20001,957.46ドル-0.20
米10年国債4.041-3.35
恐怖指数(VIX)17.10+1.18

4日の米国株式市場は3指数共に続落。米雇用統計で雇用ひっ迫感は緩む。

4日の米国株式市場は3指数共に続落。

この日は7月の米雇用統計が発表になったが、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回ったことで、雇用ひっ迫への懸念が後退し、株式市場もポジティブな反応を見せていた。

ダウ平均は一時290ドル高まで上昇していたが、後半になって下げに転じている。採用銘柄のアップル<AAPL>が決算を受けて下げ幅を広げているほかは、特段の悪材料も聞こえていないが、一部からは、前日に発生したサイバー攻撃により、5つの州の病院や診療所が閉鎖に追い込まれており、それが利益確定売りのきっかけとなったとの声も聞かれた。高値警戒感も出ている中で、上値では戻り待ちの売りオーダーも多数並んでいるのかもしれない。

米雇用統計はNFPは予想を下回ったものの、失業率は前回から低下し、平均時給も前年比で4.4%と予想を上回り、高い水準が続いている。そのため、市場が期待しているFRBの利上げサイクル終了を正当化するまでの内容ではない。短期金融市場でも見方に大きな変化は出てないようだ。

ただ、今週発表の雇用指標が強かったことから、米雇用統計も強い内容になるのではとの警戒感が広まっていた。その意味では本日の数字は安心感に繋がったのかもしれない。

アマゾン<AMZN>とアップル<AAPL>が前日引け後に発表していたが、アマゾンはクラウド部門のAWSが予想以上に好調だったことで大幅高となっており、IT・ハイテク株の上げをけん引している。一方、アップルは下落。アイフォーンやアイパッドなどの製品売上高が予想を下回り、3四半期連続の減収となった。時価総額は3兆ドルの大台を割り込んだ。

決算については最新の情報で、S&P500企業の約84%が決算を発表し、80%が予想を上回る最終利益を計上している。減益決算ではあるが、市場が警戒していたほどネガティブな反応は見られていない。インフレ鈍化とソフトランディングという、ファンダメンタルズのハッピーシナリオを支援している模様。

米雇用統計、7月の非農業部門雇用者数は18.7万人増-失業率3.5%

米国の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、7月に前月比18万7000人増加した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は20万人増だった。前月は18万5000人増(速報値20万9000人増)に下方修正された。

家計調査に基づく7月の失業率は3.5%に低下した。市場予想は3.6%だった。

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