7/10米国株式市場は反発。CPIや企業決算控え慎重ムード。

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7/10(月)の株価

前日比(%)
日経平均32,189.73円-0.61
ダウ平均33,944.40ドル+0.62
S&P5004,409.53ドル+0.24
ナスダック13,685.48ドル+0.18
ラッセル20001,895.25ドル+1.64
米10年国債3.997-1.77
恐怖指数(VIX)15.07+0.24

10日の米国株式市場は3指数共に反発。CPIや企業決算控え慎重ムード。

10日の米国株式市場は3指数共に反発。

今週は米消費者物価指数(CPI)や決算発表の幕開けを控える中、米株式市場は慎重になっている。米CPIはFRBの引き締めがいつまで続くかを左右する可能性もあり、市場は結果待ちの雰囲気も強い。本日は複数のFOMC委員の発言が伝わっていたが、先週の予想を下回った米雇用統計を経てもなお、追加利上げの可能性を示唆していた。

今週はJPモルガン<JPM>やシティグループ<C>、といった米大手銀が決算を発表し、決算シーズンの幕開けとなる。市場からは、今回の決算シーズンが米株式市場の新たな上昇を促進するとは期待すべきではないとの声も聞かれる。「投資家は1-3月期同様に再び低い予想を上回ると楽観視している面もある。しかし、もしそうならなければ、今度はきつい下げになるはずだ。実質金利の上昇と流動性の流出が続いているため、米国株にリスクプレミアムはあまり残っていない」という。

S&P500企業の業績は、今年いっぱいは大きな圧力に直面し、業績後退期に入ると思われる。理由はマイナスの営業レバレッジ。コストの伸びが売上げの伸びを上回る、利益の伸びは鈍化するとの見方も出ている。

一方、中国のデフレリスクが顕在化していることもリスク選好の重石となっている模様。中国の6月の消費者物価指数(CPI)は横ばいだったが、生産者物価指数(PPI)は予想以上に低下し、デフレリスクへの懸念を煽っているという。中国経済が力を失い続けていることは市場にとって懸念材料となっている。

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