5/22米国株式市場はまちまち、債務上限協議に注目。

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5/22(月)の株価

前日比(%)
日経平均31,086.82円+0.90
ダウ平均33,286.58ドル-0.42
S&P5004,192.63ドル+0.02
ナスダック12,720.78ドル+0.50
ラッセル20001,795.38ドル+1.22
米10年国債3.716+0.81
恐怖指数(VIX)17.21+0.48

22日の米国株式市場はまちまち、債務上限協議に注目。

22日の米国株式市場は、ダウ平均は続落、S&P500とナスダックはプラス圏での推移。

バイデン大統領がG7広島サミットから帰国し、本日はマッカーシー下院議長との会談が現地時間の夕方に予定されている。本日はその動向を横目に見ながらの取引となっている。ただ、債務不履行(デフォルト)は回避されるとの楽観的な見方が広がる中でIT・ハイテク株中心に米株式市場は底堅い推移が続いている状況。

ダウ平均についてはナイキ<NKE>とP&G<PG>の下げが圧迫。ナイキはアナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の120ドルから95ドルに引き下げたことが嫌気されている。少なくとも2024年度前半まで米事業が厳しい状況が続くと見ているようだ。

デフォルトの可能性や頑固なインフレに直面しても、米株式市場はIT・ハイテク株を中心に上昇を続けている。そのような中、米大手銀からS&P500の年末目標を従来の4000から4300に上方修正する動きも出ている。企業が効率化に注力することで利益はより安定し、株価は割高ではないと指摘。

先週金曜日のパウエルFRB議長の発言で、市場では6月FOMCでの利上げ停止をほぼ確実視しているが、一部のFOMC委員からは6月利上げの可能性を示唆する発言も出ている。ただ、年内利下げ期待が高まっている気配はない。今週はFOMC議事録の発表が予定されており注目されそうだ。なお、FOMC委員の中でもタカ派の急先鋒となっているブラード・セントルイス連銀総裁の発言が伝わり、「今年あと2回の利上げを予想している」と述べていた。

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