5/17米国株式市場は反発。米債務上限問題に楽観的ムード広がる。

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5/17(水)の株価

前日比(%)
日経平均30,093.59円+0.84
ダウ平均33,420.77ドル+1.24
S&P5004,158.77ドル+1.19
ナスダック12,500.57ドル+1.28
ラッセル20001,774.50ドル+2.21
米10年国債3.577+1.16
恐怖指数(VIX)16.87-1.12

17日の米国株式市場は3指数共に反発。米債務上限問題に楽観的ムード広がる。

17日の米国株式市場は、3指数共に反発。

市場は米債務上限問題の協議の行方を見守っているが、議会指導者とバイデン大統領が合意に達し、デフォルト(債務不履行)を回避できるとの楽観的ムードが広がった。

バイデン大統領、共和党のマッカーシー下院議長が会見を行っており、「デフォルトにはならないと確信。21日に会見を開く予定だ」と述べた。一方、マッカーシー下院議長は昨夜、スタッフレベルの債務上限交渉に少し参加したことを明らかにしたうえで、「今週中の合意は可能だ」と述べていた。

市場からは、「バイデン大統領とマッカーシー下院議長の会談はうまくいった。われわれは引き続き、長期的な債務上限の取り決めを期待している」との声も聞かれる。

バイデン大統領、債務交渉の妥結「確信」-デフォルト回避に自信

  • マッカーシー下院議長ら交渉相手と密接に連絡を取り合う-大統領
  • マッカーシー議長、今週中の解決は「実行可能」-記者団に話す

バイデン米大統領は17日、債務を巡る交渉は妥結し米国はデフォルト(債務不履行)を回避するとの見解を示した。

大統領は日本に向けて出発する前にホワイトハウスで記者団を前に発言。「予算を巡って合意に達し、米国はデフォルトを回避すると私は確信している」と述べた。

マッカーシー下院議長はじめ交渉相手とは密接に連絡を取り合うつもりだと大統領は説明。自身が日本から帰国する21日までに合意が成立することはないだろうとの見方も示した。

その上で「これから数日かけて、議会指導部との話し合いを合意に達するまで続けていく」と語った。

大統領はさらに、メディケア(高齢者・障害者向け医療保険制度)受給に関する就労義務の要件を厳しくすることには応じたくないと述べつつ、他の社会保障プログラムの交渉について同様の線引きはしなかった。下院共和党は食料購入を支援するフードスタンプの受給要件厳格化も求めている。

バイデン大統領の発言後、マッカーシー下院議長も公に発言し、昨夜行われたスタッフ間の交渉に短時間参加したことを明らかにした。

今週中に債務上限の問題を片付けるのは「実行可能だ」と、マッカーシー議長は記者団に話した。

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