4/26米国株式市場はナスダック上昇、マイクロソフトの好決算が追い風。

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4/26(水)の株価

前日比(%)
日経平均28,416.47円-0.71
ダウ平均33,301.87ドル-0.68
S&P5004,055.99ドル-0.38
ナスダック11,854.35ドル+0.47
ラッセル20001,730.41ドル-0.89
米10年国債3.445+1.38
恐怖指数(VIX)18.84+0.08

26日の米国株式市場はナスダック上昇、マイクロソフトの好決算が追い風。

26日の米国株式市場は、ナスダック総合指数はプラス圏内。ダウ平均とS&P500指数はマイナス圏内をなった。

ファースト・リパブリック<FRC>に関する様々な報道が流れ、市場の雰囲気を悪化させている。同銀のアドバイザーが救済計画の一環として、新株の買い手候補を揃えたと報じられた。アドバイザーはすでに同銀を一度救済している米大手銀を説得し、同銀から保有債券を市場価格以上で購入してもらうよう要請しているという。数億ドルの損失は出るが、もし、同銀が破綻した場合、米連邦預金保険公社(FDIC)に支払う手数料は300億ドルになり、それよりも損失は下回るという。また、ホワイトハウスや米財務省は同銀の資産売却計画をまとめるよう他の銀行に圧力をかけることに消極的だとも伝えていた。米政府がこの問題をシステミックリスクとは捉えていないためだという。また、終盤に別のニュースも伝わった。FRB貸出へのアクセスが制限される可能性があると伝わった。米銀行規制当局が同銀に対する評価を格下げすることを検討しているという。これは、同銀がFRBからの融資を受けられなくなる可能性があることを意味する。

IT・ハイテク株に関しては、前日引け後に発表されたマイクロソフト<MSFT>とアルファベット<GOOG>の決算が安心感を与えたようだ。両銘柄とも好調な決算を発表し、マイクロソフトはクラウド部門のアジュールが好調で、アルファベットは検索広告の収入が回復した。ただ、アルファベットについては、マイクロソフトとの人工知能(AI)に関する認識の違いが指摘され、好決算の割には小幅高での推移に留まっている。
 
ボーイング<BA>やチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が取引開始前までに決算を発表し、ポジティブな反応を示していたとも市場の雰囲気をサポートしていた。

「IT・ハイテク企業は、年初からの市場をリードしてきたこともあり、どの程度持ちこたえられるかに注目が集まっている。このセクターに対する期待はすでにかなり低くなっているが、決算説明会では収益性とコスト削減策に重点を置くと予想される」との指摘も出ていた。

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