4/20米国株式市場は下落。低調な決算受けテスラなどに売り。

経済ニュース相場分析

50才から始める米国株式投資初心者の資産運用

4/20(木)の株価

前日比(%)
日経平均28,657.57円+0.18
ダウ平均33,786.62ドル-0.33
S&P5004,129.79ドル-0.60
ナスダック12,059.56ドル0.80
ラッセル20001,789.69ドル-0.54
米10年国債3.534-1.70
恐怖指数(VIX)17.17+0.71

20日の米国株式市場は、3指数共に下落。低調な決算受けテスラなどに売り。

20日の米国株式市場は、3指数共に下落。

市場の関心が決算に移る中で、米株式市場は依然として方向感を見い出せない状況が続いている。きょうはテスラ<TSLA>が決算を受けて大幅安となり、IT・ハイテク株の足を引っ張った。テスラは決算前に一部車種の値下げを発表していたが、マスクCEOは決算で更なる値下げの可能性も示唆していた。また、これまでの値下げで利益率が圧迫されていることも確認された。また、取引開始前にAT&T<T>とアメックス<AXP>が決算を発表していたが、ネガティブな反応を見せた。AT&Tは2桁の下げを記録。

いまのところ、S&P500企業の16%が決算を発表しているが、まちまちな内容で、決定打がない状況。事前の悲観的な見方までは落ち込んではいないものの、少なくとも景気後退を不安視している市場の懸念までは解消されていない。

市場からは、「投資家の関心は決算に集中しているが、決算だけが市場全体を牽引することはない。決算はいまのところまちまちで、全体の方向性よりも、個別に反応している印象だ」との指摘も出ている。
 
FRBの5月利上げはほぼ固まったようだが、その先が不透明。直近の米経済指標やFOMC委員の発言を受けて、5月のみならず、6月の利上げへの期待も一部では高まっているが、短期金融市場ではまだその確率を25%程度でしか織り込んでいない状況。ただ、年内の利下げ期待は後退しており、株式市場の上値を抑えているようだ。

コメント