4/11米国株式市場はまちまち、翌日発表の3月CPIに注目。

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4/11(火)の株価

前日比(%)
日経平均27,923.37円+1.05
ダウ平均33,684.79ドル+0.29
S&P5004,108.94ドル+0.00
ナスダック12,031.88ドル-0.43
ラッセル20001,786.59ドル+0.80
米10年国債3.432+0.32
恐怖指数(VIX)19.10+0.13

11日の米国株式市場は、まちまち、翌日発表の3月CPIに注目。

11日の米国株式市場は、ダウ平均は4日続伸。ナスダックは続落。

前日は先週の米雇用統計を受けて下げて始まったものの、後半にかけて切り返す展開となっていた。米雇用統計がFRBの5月FOMCでの利上げを正当化する内容となったことが株式市場を一時的に圧迫していたようだ。

ただ、全体的に様子見気分が強く、次の展開をうかがう雰囲気となっている。目先は明日の米消費者物価指数(CPI)や今週末の米大手銀を皮切りに始まる1-3月期の決算への反応待ちといったところのようだ。

明日の米CPI高インフレの粘着性を示唆するようであれば、FRBが否定している年内利下げ期待が後退し、利上げを停止したとしても、しばらく高金利の状態が継続されるとの観測が市場に高まりそうだ。株式市場にとってはネガティブな内容。

また、1-3月期の決算については、パンデミック以来の最悪の決算になるとの予想もある。週末の大手銀に関しては、銀行問題の影響と景気の先行き不透明感に対して、どのようなコメントを発してくるか注目される。

市場からは「今回の米CPIは重要な数字で、FRBが利上げに踏み切るかどうかを決定するデータの1つだ。市場にとっての大きなリスクは、このデータがFRBのシナリオを打ち砕き、IT・ハイテク株や金融株が打撃を受けることだろう」といった声が聞かれた。

また、「ファンド勢は、経済指標や企業業績の悪化が予想される中で、市場の軌道修正を予想して、米国株に対する弱気な投資を再開している」といった声も出ている。前日発表の米商品先物取引委員会(CFTC)のデータでは、投機筋のS&P500株価指数Eミニ先物の売り越しは4日時点で2011年11月以来最大の弱気ポジションとなっていた。

仮想通貨関連株が上昇。仮想通貨市場でビットコインが3万ドルを突破した。この水準を回復したのは2022年6月以来で、年初からの上昇率は80%を超えている。

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