2/22米国株式市場は方向感なし。FOMC議事要旨は追加利上げ必要、ほぼ全員がペース鈍化を支持

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2/22(水)の株価

前日比(%)
日経平均27,104.32円-1.34
ダウ平均33,045.09ドル-0.26
S&P5003,991.05ドル-0.16
ナスダック11,507.07ドル+0.13
ラッセル20001,894.67ドル+0.34
米10年国債3.918-0.99
恐怖指数(VIX)22.29-0.58

22日の米国株式市場は、方向感なし。FOMC議事要旨は追加利上げ必要、ほぼ全員がペース鈍化を支持。

22日の米国株式市場は、ダウ平均とS&P500指数はマイナス圏内。ナスダック指数はプラス圏内となった。

午後に公表されたFOMC議事録を受けて株式市場は一旦売買が交錯したものの、次第に売りが優勢となっている。

議事録では数名の委員が0.50%ポイント利上げが好ましいまたは支持できると言及していたことが明らかになった一方で、ほぼ全員が0.25%ポイントの利上げを支持したことも明らかになった。

事前に想定された範囲でもあり、現在の状況よりもタカ派な印象はない。このところ市場に広がっているタカ派な雰囲気は前回のFOMC後に発表された米経済指標の強さによるものであり、今回の議事録にそれは反映されていない。ただ、イベントを通過したこともあり、タカ派色に違いはなく、改めて売りが広がっているようだ。

市場からは「ここ数日の戻り売りは金利上昇に対する市場の直接的な反応。ただ、突然で大きな動きに見えているかもしれないが、1月中と2月の一部に見られた大幅な上昇を考えると、実際には穏やかで完全に予想されたものだ」との指摘も出ている。

FOMC議事要旨:追加利上げ必要、ほぼ全員がペース鈍化を支持

  • インフレ抑制確信するまで抑制的姿勢を維持へ、いくらか時間かかる
  • 50bp利上げ、「数人」が好ましいとの見方-議決権あれば支持も

米連邦公開市場委員会(FOMC)が1月31日-2月1日に開いた会合では、インフレ率を目標の2%に押し下げる上で、借り入れコストの一段の引き上げが必要になると当局者らは引き続き考えていた。22日に公表されたFOMC議事要旨で明らかになった。ただ、ほとんど全ての参加者が利上げペースの鈍化を支持したという。

連邦準備制度理事会(FRB)が公表した議事要旨では、「今後のデータを受けてインフレ率が2%に向けて持続的な低下基調にあると確信するまで、景気抑制的な政策スタンスが維持される必要があると参加者は認識した。確信に至るまでにはいくらか時間がかかる可能性が高い」と記された。

議事要旨によると、「ほとんど全て」の当局者が25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げが適切であることに賛同した。ただ、「数人」は50bp利上げの方が好ましいと考えたか、あるいは議決権があればそれを支持していただろうという。

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