3/29米国株式市場は続伸。ウクライナ紛争停戦への期待。

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3/29(火)の株価

前日比(%)
日経平均28,252.42円+1.10
ダウ平均35,294.19ドル+0.97
S&P5004,631.60ドル+1.23
ナスダック14,619.64ドル+1.84
ラッセル20002,133.09ドル+2.65
米10年国債2.402-2.09
恐怖指数(VIX)18.90-3.72

29日の米国株式市場はウクライナ紛争停戦への期待感から3指数共に続伸。しかし、逆イールドカーブが出現。

S&P500MAP

29日の米国株式市場で3指数共に続伸している。原油価格は下がりエネルギー銘柄は下落したものの、IT・ハイテク銘柄を中心に幅広い銘柄に買いが広がった。ナスダック指数も大幅高となっている。

株価を押し上げた要因は、この日にトルコで行われたウクライナとロシアの交渉が停戦への期待感を高めたことによるものである。。

ロシア側は、紛争を緩和するための措置を講じると述べたほか、ロシアは、ウクライナのキエフとチェルニヒフ周辺での軍事活動を縮小すると決定した。プーチン大統領とゼレンスキー大統領の会談は協定準備後に可能とも発表されている。

停戦報道で、原油相場に売りが強まり価格を大きく下げる動きとなった。インフレへの懸念が落ち着くと思われているが、一方で、2年債利回りが10年債を上回り、一時逆イールドの現象が見られた。同じ現象は、米中貿易摩擦が悪化した2019年以来となり、その前では2006年のリーマンショック前に発生している。市場では、FRBの積極的な利上げが景気後退を引き起こす可能性があるという見方が出ている。歴史的には、逆イールドが発生して1年半から2年後に景気後退している。引き続き国債金利の動きに注目していく。

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