3/30米国株式市場は下落。景気後退の懸念。

経済ニュース相場分析

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3/30(水)の株価

前日比(%)
日経平均28,027.25円-0.80
ダウ平均35,228.81ドル-0.19
S&P5004,602.45ドル-0.63
ナスダック14,442.27ドル-1.21
ラッセル20002,091.06ドル-0.97
米10年国債2.349-1.98
恐怖指数(VIX)19.33+2.28

30日の米国株式市場は3指数共に下落。ロシアの停戦への疑問視と逆イールドカーブ出現による景気後退

S&P500MAP

30日の米国株式市場は3指数共に下落で終了する。

前日は停戦交渉の進展が見られ株価が買われていたが、ロシアによるウクライナへの攻撃は続いており、ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアは新たな軍を送り込んでいる」との発表もあった。

米国債市場が景気後退のシグナルを発しており、市場は不安視している。きのう米2年債利回りが10年債を上回り、一時逆イールドの現象が見られた。歴史的に見ると逆イールドは将来の景気後退を予測する材料になる可能性が高い。タイミングまちまちで1年半から2年先と言われている。

ウクライナ情勢の不安から原油価格と金は上昇。そのためエネルギー銘柄は、買いが入り、そのほかのIT・ハイテク銘柄は売りに押されている。そのためナスダック指数も反落した。

今後の動き ドイツは早期のリセッション(景気後退)か

ドイツ経済はロシア産エネルギーへの強い依存が原因でマイナス成長に落ち込み、リセッション(景気後退)に陥る「かなりのリスク」が出てきている。

ロシア産ガスの供給途絶がなくても今年の国内総生産(GDP)はわずか1.8%増にとどまると予測されている。昨年11月時点では4.6%増を見込んでいた。新型コロナウイルスからの回復が、他の先進国と比べて遅れているためである。

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