1/20米国株式市場は反発。IT・ハイテクが堅調。

経済ニュース相場分析

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1/20(金)の株価

前日比(%)
日経平均26,553.53円+0.56
ダウ平均33,375.49ドル+1.00
S&P5003,971.00ドル+1.85
ナスダック11,140.43ドル+2.66
ラッセル20001,867.33ドル+1.69
米10年国債3.479+2.47
恐怖指数(VIX)19.85-0.67

20日の米国株式市場は、3指数共に反発。IT・ハイテクが堅調。

20日の米国株式市場は、3指数共に反発。

IT・ハイテク株に買い戻しが強まり、全体相場を押し上げている。その中でもグーグルの親会社アルファベット<GOOG>とネットフリックス<NFLX>の上げがサポート。

アルファベットは1万2000人の人員削減を発表し上昇、ネットフリックスは前日の決算で会員数が予想以上に増加したことで急伸している。また、油田開発のシュルンベルジェ<SLB>や金融のステート・ストリート<STT>の決算が予想を上回ったことも一因となっている模様。

きょうは個別株オプションの期限が到来。1億8000万枚がロールオーバーされると見られており、1月としては過去10年で最多となる。コールの建玉が過去10年で最高水準にあり、今回の期限到来は株式にとってポジティブに働く可能性も指摘されていた。

ただ、今週に入って米株式市場は先行き不安を高めている。このところの弱い経済指標はFRBの利上げ期待を後退させ、投資家も冷静に受け止めていた。しかし、それがいつまでも続くとは考えられず、次々と伝わる中央銀行のタカ派な発言は依然として株式市場にとって大きなリスクであり、景気後退の可能性を高めるだけでなく、予想よりも早める危険性があるとの指摘も出ている。

低水準のVIXも2020年以来の減益が予想される決算シーズンを通して、株式にとって良い兆候とは言えないとの声も出ている。VIXの水準は決算シーズンの本番を迎えるにあたり、低過ぎるように思える。現在のバリュエーションとVIXの水準を正当化するには多くのことがうまく行く必要があるという。

ウォラーFRB理事、次回会合での利上げは25bpへの減速を支持

  • インフレ目標達成にはまだかなりの道のり、金融引き締め継続を支持
  • 「第一の仕事はインフレ鈍化での進展を維持すること」-ウォラー氏

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は20日、連邦公開市場委員会(FOMC)が1月31日-2月1日に開催する次回会合では利上げ幅を再度縮小することを支持すると述べた。

ウォラー氏はニューヨークの外交問題評議会(CFR)で講演し、「現時点においては、今月末の次回FOMC会合では25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げを支持する」と発言。「それ以降については、当局の2%インフレ目標に向け、まだかなりの道のりがある。金融引き締めの継続を支持する見通しだ」と話した。発言は講演原稿に基づく。

「第一の仕事はインフレ鈍化での進展を維持することで、個人消費の減速はその進展を支えるだろう」と同氏は指摘。実質所得の減少と借り入れコスト上昇も、インフレが当局の2%目標に「より速やかに」戻るのに寄与するとの考えを示した。

ウォラー理事は「インフレが加速し、経済生産が横ばいとなっていた6カ月前、ソフトランディング(軟着陸)はなお可能だと私は主張していた。労働市場に深刻な影響を及ぼすことなくインフレで進展することは大いにあり得ると論じていた」と指摘。「今のところ、それを実現することができている。こうした進展は継続し得ると私は引き続き楽観的だ」と語った。

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