50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
1/9(月)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 休場 | |
ダウ平均 | 33,517.65ドル | -0.34 |
S&P500 | 3,892.09ドル | -0.08 |
ナスダック | 10,635.65ドル | +0.63 |
ラッセル2000 | 1,795.91ドル | +0.17 |
米10年国債 | 3.530 | -1.34 |
恐怖指数(VIX) | 21.97 | +0.84 |
9日の米国株式市場は、S&P500横ばい、利上げ減速観測とインフレ警戒交錯
9日の米国株式市場は、ナスダックはプラス。ダウ平均、S&P500指数はマイナスとなった。
きょうは半導体関連を中心にIT・ハイテク株が上げを主導。先週末の米経済指標を受けた流れが本日も継続。
米雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)は予想を上回ったものの、平均賃金の上昇が予想を下回ったほか、ISM非製造業景気指数が予想外に判断基準の50を下回ったことで、市場はFRBの利上げペースへの期待を後退させている。次回のFOMCは0.25%ポイントの通常利上げを織り込む動きが強まっている状況。
一部からは、FRBの利上げで経済を冷やすという本来の目的をすでに達成しつつあり、投資家は12月のFOMC議事録後の悲観論を振り払うことができたとの声も聞かれる。
本日で年始から5営業日目となるが、市場からは「最初の5営業日目で株価が好調であれば、そのまま年を越すというウォール街の古典的なルールを投資家は思い起こすことになるかもしれない」との声も出ていた。これまでS&P500が最初の5営業日でプラスで終わった年が83%あり、その年は平均で14%の上昇を記録しているという。
一方、弱気派からは景気見通しが全般的に悲観されている一方で、企業の利益見通しは依然として高過ぎ、株式のリスクプレミアムは金融危機直前以来の低さだとの指摘も出ている。従って、いまの局面では買うべきではないという。
いずれにしろ、今週は米消費者物価指数(CPI)が発表され、週末には大手銀を皮切りに10-12月期の決算発表も始まる中、動向を見極めたいところではある。
SF連銀総裁、米政策金利は「5%超」でピークに-具体的水準は不明
米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は9日、政策金利は最終的に5%をいくらか上回る水準まで引き上げられてから、利上げ打ち止めになるとの見方を示した。具体的な水準は不明で、インフレに関してこれから得られるデータ次第だと述べた。
次回連邦公開市場委員会(FOMC、1月31日ー2月1日)については、2会合連続となる0.5ポイント利上げか、0.25ポイントへの利上げ減速になるか、いずれの可能性もあると述べた。米紙ウォールストリート・ジャーナルとのインタビューがライブ配信された。
「より緩やかな措置に移ることで、最新の情報に対応できるようになる」とデーリー氏。根強いインフレに対して「勝利を宣言する」のは時期尚早だと強調した。同氏は今年のFOMCで議決権を持たない。
1年先の米インフレ期待がやや低下、21年7月来の水準-NY連銀調査
米消費者の1年先のインフレ期待は、昨年12月に前月から若干低下した。ニューヨーク連銀の調査で明らかになった。
9日公表された同調査によると、1年後のインフレ期待は中央値で5%と、前月から0.2ポイント低下。2021年7月以来の低い水準となった。3年後のインフレ期待は3%で変わらず。
一方、5年後のインフレ期待は中央値で2.4%と、前月から0.1ポイント上げた。特に若年層の間でインフレ期待の高まりが示された。
ガソリンと食品に関する1年後のインフレ期待は0.7ポイント低下。このうち食品が7.6%、ガソリンは4.1%となった。ガソリンは3月時点では10%だった。
米労働省は12日に、昨年12月の消費者物価指数(CPI)統計を発表する。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、前月比で横ばい、前年同月比では伸びの鈍化が続くと見込まれている。
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