3/7米国株式市場は3営業日連続下落。ロシア、ウクライナ停戦合意できず。

経済ニュース相場分析

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3/7(月)の株価

前日比(%)
日経平均25,221.41円
ダウ平均33,817.38ドル-2.37
S&P5004,201.09ドル-2.95
ナスダック12,830.96ドル-3.62
ラッセル20001,951.32ドル
米10年国債1.777+4.94
恐怖指数(VIX)36.45+13.98

7日の米国株式市場は3指数共に3日連続下落。ロシアとウクライナ停戦調停の先行き見えず。原油価格高騰。

7日の米国株式市場は開始時から売りが強く、3指数共に2%以上の下落。ナスダック指数は3.6%の下落で終了した。

ウクライナ危機が依然として混沌とする中、市場はリスク回避の雰囲気を強めている。欧米がロシア産原油の禁輸を協議との報道で原油が急騰していることや、ロシア国債のデフォルトの確率が80%まで上昇するなど、金融市場が流動化する中、投資家のリスク許容度が急低下している模様。

高インフレで世界中の中銀が流動性を吸い上げようとしている今、企業収益の実現が最も重要だが、このサポートがなくなれば、いくつかの株価指数は宙に浮いてしまう可能性もあると警告している。インフレで中銀が引き締めに積極的になる懸念から、昨年までの株式市場の猛烈な上昇は今年初めに終了した。そのような中でロシアのウクライナ侵攻をきっかけにコモディティ価格が再び高騰し、経済がスタグフレーションのショックに向かっている。

天然ガスと原油の価格高騰とともに、欧州株の主要な株価指数は直近高値から20%以上下落し、S&P500も10%前後の調整で推移しているが、下落はもはや避けられない状況となっている。

一部のエネルギー株以外は、IT・ハイテクや銀行、産業株など下落。航空株も売りが強まっている。本日のWTIは一時130ドル台半ばまで急騰。原油価格の高騰がジェット燃料コストの上昇懸念を煽るうえ、ウクライナ危機で欧州への航空路線も乱れていることから、航空株は圧迫されている。

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