2/16米国株式市場は横ばい。FOMC議事要旨大きな進展なし。

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2/16(水)の株価

前日比(%)
日経平均27,460.40円+2.22
ダウ平均34,934.27ドル-0.16
S&P5004,475.01ドル+0.09
ナスダック14,124.10ドル-0.11
ラッセル20002,076.46ドル+2.68
米10年国債2.038-0.34
恐怖指数(VIX)24.29-5.49

16日の米国株式市場は横ばいで終了。FOMC議事要旨は新鮮な材料なし。

S&P500MAP

16日の米国株式市場は、開始から売りが先行する展開となったが、FOMC議事要旨発表後は買いが入り3指数共に前日比とほぼ横ばいで終了する。

取引開始前に発表になった米小売売上高は予想を上回る強い内容となったものの、逆にインフレへの警戒感を強める形となったため、開始時からの下落となった。

その後のFOMC議事要旨を受け市場が反応する。大幅なバランスシート縮小や2015年より速いペースの利上げが正当などと指摘しているものの、タカ派にとって、ほとんど新鮮な材料はないとの印象のようだ。市場は3月の0.5%の大幅利上げを期待しているが、それについても確信に繋がるものはなく、推測の範囲に留めざるを得ない印象だった。市場は、買いが入り開始時とほぼ同じところまで戻る。

今後の動き 3月のFOMCまでは大きな動きはないか

株式市場はウクライナ情勢とFRBの利上げに神経質になっている。ウクライナ情勢については、前日にロシアが軍隊の一部を基地に戻したと発表したことで、懸念を一服させていた。しかし、市場の警戒感は根強く、外交的解決に本当に進むのか、確認したい意向も強いようだ。

昨日、ウクライナ情勢緊張緩和のため下がったエネルギーセクターは、本日上昇している。

インフレとFRBの利上げに関しては意見が分かれている。市場には、積極的に利上げを行えば、経済に打撃を与えるが、積極的に利上げを行わなければ早期にリセッションが起きる可能性がある。

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