米国株式市場、パウエル議長発言引きずり失速

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1/27(木)の株価

前日比(%)
日経平均26,170.30円-3.11
ダウ平均34,160.78ドル-0.92
S&P5004,326.51ドル-0.54
ナスダック13,352.78ドル-0.54
ラッセル20001,931.28ドル-2.29
米10年国債1.816-1.83
恐怖指数(VIX)30.49-4.60

27日米株式市場は、昨日のFOMC発表を引きずり3指数共に下落。

27日米国株式市場は失速している。序盤は買いが先行し、ダウ平均は、プラス圏内まで上昇する場面も見られた。この日発表の10-12月期の米GDP速報値が予想を上回る強い内容となったことや、IT・ハイテク株中心に値ごろ感の買い戻しも入ったため。

前日のFOMC後のパウエルFRB議長の会見で、市場はFRBへのタカ派な見方をさらに強めており、早期の利上げが米経済を失速させるのではとの懸念に繋がっている。一部には3月の大幅利上げについて「否定できない」と見つつあるほか、年内4回の利上げ予想についても、回数が増える可能性を織り込もうとしている。短期金融市場では、今年5回の米利上げを織り込む動きが見られている状況。

ダウ平均やS&P500、ナスダック指数共にマイナス圏内で終了する展開となった。

今後の動き

個別企業の決算発表が続いている。決算が悪かったネットフリックス(NFLX)は大きく株価を下げている。テスラ(TSLA)は、利益、売上高ともに予想を上回っていたが、サプライチェーン問題により年内の生産の制限されたことが株価を下げている。

決算が良くても株価の上昇は鈍く、決算が悪ければ株価は大きく下がる状況になっている。

パウエル議長の発言を引きずったまま株式市場は不安の状態で、長期国債利回、原油価格、恐怖指数(VIX)の高いことから株価の変動は大きく静観していく方向がよい。

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