S&P500とダウ平均下落、欧州ロックダウン影響か

経済ニュース相場分析

11/19(金)の株価

前日比(%)週間比(%)
日経平均29,745.87円+0.50+1.4
ダウ平均35,601.98ドル-0.75-1.0
S&P5004,697.96ドル-0.14+1.3
ナスダック16,057.44ドル+0.44+3.6
ラッセル20002,343.16ドル-0.86-0.9
米10年国債1.550-2.68-2.3

下落の原因

19日の米株式市場は、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が下落した。

欧州ではオーストリアが全国的なロックダウン(都市封鎖)を再導入する。新型コロナウイルスの感染が再拡大する欧州でロックダウン(都市封鎖)が広がるとの不安が高まった。
他、米金融当局者の発言でインフレの懸念があり段階的縮小(テーパリング)の加速を検討する必要があると発表したことが、株価下落の原因となっている。

一方、テクノロジー銘柄中心のナスダック100指数は他の指数より堅調に推移したため株価は上昇している。

12月は株価上昇?

なぜ、12月の株価は上昇するのか。

アノマリーの過去のデータでは、12月の株価は上昇している。

アノマリーとは、ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組みでは説明できないもののことで、経験的に観測できるマーケットの規則性のことです。

理由はわからないが、毎年結果的にあっがてるからというデータです。

米国では、毎年11月第4週の木曜日をサンクスギビングデー(秋の収穫感謝祭)という祝日になります。その翌日の11月第4週の金曜日が「ブラックフライデー」にあたり、約1か月におよぶクリスマス休暇期間の開始日となります。

ブラックフライデーが年末商戦となり小売業界では、1年の大半の売上がこの期間を占めているところもある。

そして、クリスマス、ニューイヤーと年末までの行事により経済効果は上がっていく。

アノマリー通りに株価の上昇を期待したいが、インフレの急加速や新型コロナの感染拡大などの不安材料が燻っており注意していきたい。

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