【米国市況】S&P500とダウ平均反落、長期債上昇-成長懸念で

経済ニュース相場分析

10/28 Bloombergニュースより

27日の米株式市場では、前日に最高値を更新したS&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が反落。小型株の下げも目立った。成長懸念の高まりを受け、長期国債が上昇した。

  1. 米国株、S&P500とダウ平均が反落-成長懸念で
  2. 米国債は長期物が続伸、10年債利回り1.54%に低下
  3. カナダ・ドル高い、中銀のタカ派シフトで-円は対ドルで反発
  4. NY原油は大幅反落、核協議再開の合意で
  5. NY金相場は小反発、来週のFOMCなど意識

  大型テクノロジー銘柄で構成するナスダック100指数は、グーグル親会社アルファベットやアマゾン・ドット・コム、テスラなどの上昇により日中の最高値を更新したが、取引終了間際に上げを大きく縮小した。株式取引アプリ運営のロビンフッド・マーケッツは7-9月の総収入が予想を下回ったことから売られた。

今シーズンの企業決算はこれまで総じて堅調だが、原材料価格や労働コストの上昇に加え、サプライチェーン問題が利益率を圧迫し、世界経済回復の足かせになるとの懸念は根強い。 

S&P500種は前日比0.5%安の4551.68。
ダウ平均は266.19ドル(0.7%)安の35490.69ドル。
ナスダック総合指数はほぼ横ばい。
10年債利回りは、0.07%低下の1.54%。
30年債利回りは一時0.10%、9月24日以来の2%割れとなった。
ドルは、対円で0.3%安の1ドル=113円83銭。
原油は、1.82ドル安い84.58ドル。
金は、前日比0.3%高の1オンス=1798.80ドルで終了。

今後の動き

引用:TradingView
引用:TradingView
引用:TradingView

上からアルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、ビザ(V)のチャートです。

決算発表後にグーグルとマイクロソフトは爆上がりで、逆にビザは、急落する形となった。

ビザは、決算は良かったがCEOの「国境を越える旅行が2023年夏までパンデミック前の水準に達しない公算が大きい」と話したことで株価が下落したと考えられている。

決算が良くても株価が下がることもある。

本日は、アマゾン(AMZN)、アップル(AAPL)の発表がある。注意してみていきたい。

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