12/12米国株式市場は続伸。FOMC控え大きく動けず。

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12/12(火)の株価

 前日比(%)
日経平均32,834.70円+0.16
ダウ平均36,577.94ドル+0.48
S&P5004,643.70ドル+0.46
ナスダック14,533.40ドル+0.70
ラッセル20001,881.27ドル-0.13
米10年国債4.209-0.68
恐怖指数(VIX)12.07+0.56

12日の米国株式市場は3指数共に続伸。FOMC控え大きく動けず。

米CPI、11月に上振れ-インフレ低下への険しい道を浮き彫りに

  • コア指数と総合指数、前月比では伸びがやや加速
  • 住居費は0.4%上昇し、ガソリン価格の下げを相殺

米国の消費者物価は11月に上振れし、政策金利を当面高い水準で維持する連邦準備制度理事会(FRB)の意図を補強する形となった。

エネルギーと食品を除いたコア指数は前月比0.3%上昇10月は0.2%上昇前年同月比では4.0%上昇いずれも市場予想と一致CPI総合指数は前月比0.1%上昇10月は横ばいだったエコノミスト予想中央値は前月比横ばい前年同月比では3.1%上昇市場予想と一致

エコノミストらは、基調的なインフレを見る上では総合指数よりもコア指数の方を重視している。この日のデータはインフレを低下させることがいかに容易ではないかをあらためて浮き彫りにした。物価圧力は数十年ぶりの高さから総じて後退したものの、労働市場は依然強く、個人消費と経済全般を引き続き後押ししている。

連邦公開市場委員会(FOMC)はこの日から2日間の定例会合を開始。金利の再度据え置きを決定すると予想されている。パウエル議長らFOMCメンバーは金融政策を緩和方向に転換する前に、物価上昇の持続的後退を確認したい意向だ。

サンタンデールUSキャピタル・マーケッツの米国担当チーフエコノミスト、スティーブン・スタンレー氏は「1年前から状況は良くなっているが、これがインフレの本流だとすれば、現時点で金融緩和が間近に迫っているとは考えられない。2%からは依然程遠いからだ」と述べた。「早期利下げを期待する市場の楽観は、今のところ早計だとみている」と続けた。

今回のCPIは家賃や医療ケア、自動車保険の価格上昇を反映。中古車価格は5月後で初めて上昇した。衣料品と家具の価格は下げた。

総合CPIの約3分の1を占める住居費は0.4%上昇し、ガソリン価格の下げを相殺した。コアインフレをFRBの目標水準に下げるには、住居費カテゴリーの価格が持続的に軟化することが鍵を握るとエコノミストはみている。

ブルームバーグの計算によると、住宅とエネルギーを除いたサービス物価は前月比0.4%上昇し、前月から加速した。パウエル議長らFRB当局者はインフレの道筋を判断する上でこうした指標の重要性を強調しているものの、別の指数に基づいて算出している。

サービス物価とは対照的に財の価格は持続的に低下し、ここ数カ月で消費者にいくらかゆとりを与えている。食品とエネルギー商品を除いた財のコア物価は、2003年より後で最長となる6カ月連続の低下となった。

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