11/28米国株式市場は反発。FOMC委員の発言で買い。雰囲気は一時休止モード。

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11/28(火)の株価

 前日比(%)
日経平均33,408.39円-0.12
ダウ平均35,416.98ドル+0.24
S&P5004,554.89ドル+0.10
ナスダック14,281.76ドル+0.29
ラッセル20001,792.81ドル-0.46
米10年国債4.324-1.48
恐怖指数(VIX)12.69+0.00

28日の米国株式市場は3指数共に反発。FOMC委員の発言で買い。雰囲気は一時休止モード。

28日の米国株式市場は3指数共に反発。

この日の複数のFOMC委員の発言を受けて米国債利回りが急低下し、株式市場も買いの動きを続けている。しかし、11月に入ってからの上昇に一服感が出ており、市場の雰囲気は一時休止モードになっている。月末も接近しており調整の利益確定売りも出ているものの、下押す動きまでは見られていない。

ストラテジストからは「11月の好調なリターンおよび、この先のクリスマス相場を控えて、一時休止モードに入っているようだ。その中で強気派と弱気派の綱引きは均衡を保っている」との声も聞かれた。

FOMC委員の発言だが、インフレの進展を強調。ボウマンFRB理事は若干タカ派な雰囲気を見せていたもの、ウォラーFRB理事やグルーズビー・シカゴ連銀総裁は追加利上げに消極的な雰囲気を醸し出していた。市場が期待している利下げには言及していないが、アナリストからは「市場は来年の利下げに前向きと解釈している」と指摘も出ていた。

なお、来週からFOMC前のブラックアウト期間に入り、FOMC委員は発言を制限される。今週が12月FOMCに向けての最後の機会となるが、概ね利下げには否定的だが、利上げ終了については賛同する意見も多いようだ。市場の見方も変化はなく、利上げサイクルはすでに終了、来年第2四半期以降の利下げを織り込んでいる。場合によっては3月の利下げ開始の可能性が23%程度で織り込まれている状況。

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