10/3米国株式市場は大幅下落。強い雇用指標で米国債利回りが本日も高値更新。

経済ニュース相場分析

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10/3(火)の株価

 前日比(%)
日経平均31,237.94円-1.64
ダウ平均33,002.38ドル-1.29
S&P5004,229.45ドル-1.37
ナスダック13,059.47ドル-1.87
ラッセル20001,727.15ドル-1.69
米10年国債4.801+2.24
恐怖指数(VIX)19.78+2.17

3日の米国株式市場は、3指数共に大幅下落。強い雇用指標で米国債利回りが本日も高値更新。

3日の米国株式市場は3指数共に大幅続落。

きょうも米国債利回りが上昇し、10年債利回りは4.78%台まで一時上昇。15年ぶりの高水準を更新している。本日発表になった8月の米求人件数が961万件と予想外に強い内容となったことで、利回りはさらに上昇し、IT・ハイテク株中心に米株式市場を圧迫した。

春以降、労働市場の軟化傾向が顕著となっており、今回もその傾向が継続するとみられていた分、今回は驚きの結果となった模様。専門職・ビジネスサービスの求人数が急増している。

FRBは成長を犠牲にしてでもインフレ抑制のために高金利を長期間維持するとの懸念が米株式市場を圧迫しているが、きょうの米求人件数はその見方を正当化する内容となった。

一方、エコノミストからは、FRBは1つの雇用指標に基づいて政策を決定することはなく、今回の指標で追加利上げにリスクを傾けることはないとの見方も出ている。ただ、短期金融市場では11月FOMCでの利上げ確率を35%程度まで上昇させている。前日は27%程度だった。

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