9/19米国株式市場は反落。原油高とタカ派なFOMCを警戒。

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9/19(火)の株価

 前日比(%)
日経平均33,242.59円-0.87
ダウ平均34,517.73ドル-0.31
S&P5004,443.95ドル-0.22
ナスダック13,678.19ドル-0.23
ラッセル20001,826.53ドル-0.42
米10年国債4.371+1.56
恐怖指数(VIX)14.11+0.11

19日の米国株式市場は、3指数共に反落。原油高とタカ派なFOMCを警戒。

19日の米国株式市場は3指数共に反落。

明日のFOMCを前に市場は、原油高が金融政策の見通しに与える影響を見極めようとしている。本日のWTIは一時93ドル台後半まで上昇し、インフレや米個人消費への影響が不安視されている。

原油高騰とFRBのタカ派姿勢継続の強調により、米経済がソフトランディングを達成できるという楽観的な見方が抑制されるのではとの警戒感で株式市場は方向感に苦しんでいるようだ。政府機関閉鎖や全米自動車労組(UAW)のストライキといったリスクも目の前にあり、状況はさらに混迷を深めている。

これを受けて米国債利回りも上昇が続いており、IT・ハイテク株は売りが続いていた。

市場からは「今週、FOMC委員らは金利は据え置くもののタカ派姿勢を選択することは間違いない」といった声や、「先週のフローは投資家がIT・ハイテク株のさらなる下落を予想していることを示唆している」といった見方も出ていた。株式市場は景気循環の鈍化という現実から切り離されており、実質金利と資本コストはより制限的な領域に入っているという。

そのFOMCについては、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しでタカ派な雰囲気が強まるかに市場は注目しているようだ。特に来年の金利見通しに注目する声も少なくない。

市場では来年の利下げを織り込む動きも見られているが、パウエルFRB議長が「より高く、より長く」に言及する中で、来年の金利見通しで据え置きが示唆されるような内容になれば、タカ派ムードは一層強まる可能性があり、米株式市場でもネガティブな反応が警戒される。

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