9/6米国株式市場は下落。ISM受け米国債利回り上昇、アップルが下落。

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9/6(水)の株価

前日比(%)
日経平均33,241.02円+0.62
ダウ平均34,443.19ドル-0.57
S&P5004,465.48ドル-0.70
ナスダック13,872.47ドル-1.06
ラッセル20001,874.28ドル-0.33
米10年国債4.302+0.80
恐怖指数(VIX)14.45+0.44

6日の米国株式市場は3指数共に下落。ISM受け米国債利回り上昇、アップルが下落。

6日の米国株式市場は3指数共に下落。

投資家が米国債利回りの上昇を警戒し続ける中で、最近の原油高騰がインフレ懸念を再燃させ、米株式市場を圧迫している。

そのような中で、この日発表のISM非製造業景気指数が予想を上回り、6カ月ぶりの高水準に上昇したことで、米国債利回りが再び上昇し、米株式市場はIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まった。FRBの長期に渡る高金利維持への警戒感が強まった。

8月からの市場の弱気心理は持続しており、本格的な上昇の兆しはまだ見えない。市場では「原油価格の上昇は、現在のインフレ環境に目をつぶってきた中銀や金融市場にとって、難題であることを証明するかもしれない」との声も聞かれる。

「米国債利回りの上昇が短期的な米株式市場の売り圧力を生む可能性があり、IT・ハイテク株のストイックなパフォーマンスがなければ、前日のパフォーマンスは大幅に悪化していた可能性がある」との指摘も出ていた。

一方、「現時点で9月に深刻な下落が起こるとは想定していない。しかし、前日のS&P500は終値ベースで数日前の安値まで下落したことで、今週はもう少し下げ幅を拡大するかもしれないが、月半ばにはサポートを見つけて上昇に転じる可能性が高い」との声も聞かれる。

アップル<AAPL>が下落。中国の政府機関がアイフォーンをはじめとする外国ブランドのデバイスを職場で使用することを禁じているとの報道が材料視された。

米ISM非製造業景況指数、8月は6カ月ぶり高水準ー受注が加速

  • 新規受注は6カ月ぶり高水準、雇用指数は2021年11月以来の高水準
  • 在庫景況感は20年4月以来の高水準、今後の受注減につながる恐れも

米供給管理協会(ISM)が発表した8月の非製造業総合景況指数は6カ月ぶりの高水準となった。新規受注と雇用の加速が寄与した。

非製造業総合景況指数は1.8ポイント上昇の54.5ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は52.5全ての予想を上回った前月は52.7指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示す

予想外の強さを示したISM指数は個人消費と経済全体の強さを浮き彫りにしている。家計支出の底堅さは雇用増につながっており、米国がリセッション(景気後退)を回避できるとの楽観的な見方を強めている。

不動産、賃貸・リース、宿泊・飲食サービスなど13業種で活動が拡大した。

雇用指数は2021年11月以来の高水準となり、先週発表された雇用統計で見られた広範な雇用が再確認された。雇用拡大により、企業は受注残の処理を進めることもできた。

一方、資材費と賃金は8月も加速しており、仕入価格指数は4カ月ぶりの水準に上昇した。サービス業のコスト上昇が続けば、インフレが長期化する恐れがある。

新規受注は6カ月ぶりの高水準に達し、業況指数も小幅に上昇した。新規輸出受注は約1年ぶりの高水準に拡大した。

今回の統計で懸念されるのは、在庫増減と在庫景況感が業況指数に対して高過ぎることだ。

在庫景況感指数は20年4月以来の高水準に跳ね上がり、今後数カ月の間に製造業者やサービス業者への発注が削減されるリスクを示している。

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