50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
7/26(水)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 32,688.34円 | -0.04 |
ダウ平均 | 35,520.12ドル | +0.23 |
S&P500 | 4,566.75ドル | -0.02 |
ナスダック | 14,127.28ドル | -0.12 |
ラッセル2000 | 1,980.36ドル | +0.72 |
米10年国債 | 3.872 | -0.51 |
恐怖指数(VIX) | 13.19 | -0.87 |
26日の米国株式市場はほぼ変わらず。FOMC声明受け。
26日の米国株式市場はまちまちの展開。ダウ平均は13連騰。
FOMC後のパウエルFRB議長の会見を受けて米株式市場は上下動した。
議長は今後の利上げはデータに依存するアプローチをとる意向を強調した。次回の9月の利上げの可能性を残してはいるものの、市場は利上げを見送るとの見方をやや強めているようだ。短期金融市場では9月利上げの確率を20%程度で見ている。
一方、今度は議長が「2%インフレは2025年頃まで達成しない」と述べたことに敏感に反応し、引き続き年内の利下げにも否定的な見解を示したことから、米株式市場は一気に戻り売りに押される展開となっている。
ただ、きょうのFOMCは全体的には予想通りの内容でもあり、米株式市場も大きく方向感を出す動きまでには至っていない。なお、FOMCは0.25%ポイントの利上げを実施した。
引き続き市場は決算に注目を集めているが、前日引け後にマイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>、テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>といった大手IT・ハイテクの決算が発表されていた。アルファベットは検索の広告収入が好調でポジティブな反応を示した半面、マイクロソフト、TIは冴えない動き。マイクロソフトは決算自体は好調だったものの、アジュールの伸び減速が失望感を広めていたようだ。TIも足元の決算は好調だったものの、第3四半期のガイダンスを嫌気している。
FOMC、22年ぶり高水準に金利引き上げ-追加利上げの可能性残す
- FF金利の誘導目標は5.25-5.5%に-政策決定は全会一致
- 将来の利上げは「データ次第のアプローチで臨む」-パウエル議長
米連邦公開市場委員会(FOMC)は25、26日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定。一段のインフレ沈静化に向けて政策を微調整する中、さらなる利上げに動く可能性も残した。
フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジは5.25-5.5%で、22年ぶりの高水準となった。今回の政策決定は全会一致。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会合終了後の記者会見で、「この先、適切と考えられる追加政策引き締めの程度を決定する上では、引き続きデータ重視のアプローチで臨む」と述べた。
声明では、「委員会は追加情報とその金融政策への含意を引き続き見極めていく」と記述。「インフレ率を時間とともに2%に戻すために適切となり得る追加的な政策引き締めの程度を決定する上で、委員会は金融政策の累積的な引き締めや、金融政策が経済活動とインフレに与える影響の遅効性、経済や金融の情勢を考慮する」と記された。今回の声明は前回とほぼ同内容だった。
次回9月の会合で政策金利を据え置くのか、それとも追加利上げに動くのかは、データが正当化し得るとパウエル議長は説明。FOMCは1会合置きの利上げに傾斜しているのかどうかも含め、将来の政策行動について何も決定していないと発言。「会合ごとに判断していく」と述べた。
議長は「データが正当化すれば、9月会合で再び利上げする可能性は当然あると言えよう。そして、同会合で金利据え置きを選択する可能性もあると言っておく」と語った。
インフレとリセッション
インフレに関しては、FOMCによる沈静化の取り組み奏功という明るい兆候が見られるとしながらも、「政策は期待された効果を完全に得られるほど十分に抑制的でなく、期間も不十分だとわれわれは認識している」と指摘。
「改めてわれわれは、インフレ率が2%目標へと持続的に低下していると確信するまで政策を抑制的なものに維持する意向であり、適切だと判断されれば追加引き締めに動く用意がある」と表明。「このプロセスには恐らくまだ長い道のりが残っていると思われる」と付け加えた。
米経済についてパウエル氏は、FRBのスタッフエコノミストはもはやリセッション(景気後退)を予想していないと説明した。
「スタッフは現在、成長の顕著な減速が年内に始まると予想しているが、最近の経済に見られる強靱(きょうじん)性から、もはやリセッションは見込んでいない」と語った。
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