50才から始める米国株式投資初心者の資産運用
11/2(水)の株価
値 | 前日比(%) | |
日経平均 | 27,663.392円 | -0.06 |
ダウ平均 | 32,147.76ドル | -1.55 |
S&P500 | 3,759.69ドル | -2.50 |
ナスダック | 10,524.80ドル | -3.36 |
ラッセル2000 | 1,789.13ドル | -3.36 |
米10年国債 | 4.086 | +0.84 |
恐怖指数(VIX) | 25.86 | +0.05 |
2日の米国株式市場は3指数共に下落。FOMC受け乱高下。
2日の米国株式市場は、3指数共に続落した。
FOMCの結果が発表され、政策金利は大方の予想通りに0.75%ポイントの利上げを実施。声明では、政策を十分に制限的とするための適切な利上げペースを決定する際に、「累積的な引き締めとそれに伴う遅れを考慮する」との文言が追加された。市場では引き締めペースの減速を示唆するものと捉えた。
パウエルFRB議長は「最終的な金利水準は従来予想よりも高くなった。利上げを減速させる時期は早ければ次の会合にも到来。利上げの打ち止めを考えるのは時期尚早」と述べた。
議長は「最新のデータは9月のドットが低かったことを示唆している」との発言した。議長は「最終的な金利水準は従来想定よりも高くなった」と述べていたが、9月FOMCで示されたの金利見通し(ドット・プロット)よりもターミナルレート(最終着地点)が高くなる可能性を示唆した受け止められた。
今後、利上げペースを減速させる可能性はあるものの、一方でターミナルレート(最終着地点)は想定よりも高くなる可能性を示唆していた印象もある。
パウエル米FRB議長の会見要旨
米連邦準備理事会(FRB)は1─2日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、3.75─4.00%とした。米連邦準備理事会(FRB)は1─2日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、3.75─4.00%とした。
パウエルFRB議長がFOMC後に行った会見の内容
- インフレ抑制へ強くコミット
- 物価安定なしに持続的に堅調な労働市場は実現できず
- 意図的に政策スタンスを動かしている
- 制約的な政策スタンスが当面必要となる公算
- 米経済は前年比から大幅に減速
- 消費支出の伸びは鈍化、金融状況のタイト化や実質所得の減少が一因
- 住宅市場の活動は弱まった
- 生産の伸びの鈍化、企業の固定投資にも重しに
- 求人数、引き続き非常に高水準
- 労働市場は極めてタイトで、なお不均衡な状況
- 需要、著しく供給を上回る
- インフレは依然、目標を大幅に上回る
- 最近のインフレ関連指標、予想を上回る内容
米ADP民間雇用者数、10月は23.9万人増-娯楽セクターがけん引
- 娯楽・ホスピタリティーで21万人増、貿易・運輸・公益事業でも増加
- 雇用増加は西部に集中、転職者の報酬の伸びは減速傾向
ADPによると、10月の米民間雇用者数は予想を上回る伸びを示した。主に娯楽・ホスピタリティーで大きく増え、労働需要の底堅さを浮き彫りにした。
米民間雇用者数は23万9000人増ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は18万5000人増前月は19万2000人増(速報値20万8000人増)に下方修正
娯楽・ホスピタリティーで21万人増加したほか、貿易・運輸・公益事業でも雇用が増えた。一方、情報、製造業、金融サービスでは減少した。
ADPのチーフエコノミスト、ネラ・リチャードソン氏は発表文で「景気回復の成熟度を考えると非常に強い数字だが、雇用は広範なベースでは増えなかった」とし、「金利に敏感な財の製造業者は雇用を手控えており、転職時の報酬の伸びも以前より低くなっている」と指摘した。
雇用の伸びは22万9000人増えた西部に集中した。中西部と南部では減少した。
最近の賃金の伸びは消費者の購買力増大につながり、広範な物価圧力を高めているため、米金融当局の主な懸念材料になっているが、ADP統計はこれについて新たな一面を示した。
転職で得た報酬の伸びは前年比で15.2%増と、減速傾向が続き、労働者の交渉力が落ち始めている可能性を示唆した。同じ職を維持した場合の伸びは中央値で7.7%増。
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